すこしもあまくない【サンヨン】 ページ41
練習生時代に両片思いのままアイドルになったサンヨンさんと一般人として生きる女の子の話。「THEBOYZのリーダー サンヨン」が出てきます。
もし、時間を戻せるとしたら、いつに戻りたいですか。
こんな言葉を聞くたびに私は何故か何年も前のことを思い出す。ずっと昔の事のはずなのに、鮮明に思い出すことができる記憶がある。
いや、どちらこといえば忘れられない、のかもしれない。そんな日々に戻りたい、もし、許されることならば＿＿＿＿＿
*
ソウルの空は濁った水のような色をして雨を降らしている。今日は一日中雨が降ると天気予報士が言っていた。傘は必須だと語り掛ける声は明るく、このどんよりした空の色まで吹き飛ばしてほしいくらいだ。傘をさして仕事先であるカフェに向かう。都心ソウルからそれほど遠くない地元、可楽洞(カラクトン)で生活している。傘を畳み、従業員と共にカフェを開く準備をしているとさっきまで強く降っていた雨が弱まっていた。小雨になるなら、歩いているときになればいいのに。今日はついてないと思いながらOPENと書かれた看板を店先に置いた。
*
「Aさん、休憩入っていいよ」
「はい、ありがとうございます。」
ブラックは少しだけ苦手だから冷蔵庫からパック牛乳を取り出し加える。ここのカフェは休憩時間に無料でコーヒーが飲める。まあ、自分で作るから皆自由にカスタムしてるけど、私はシンプルなアイスコーヒーが好きだ。カウンターを出て窓際の席に座ろうした時、
「A」
耳に馴染む優しい声は、空に立ち込めていた曇天から陽の光が差し込むようだった。入口に目を向けると、かつて同じ練習生として過ごしたTHE BOYZのサンヨンが立っていた。
「久しぶり」
やっぱり今日はついてない。もう会うことは無いと思っていた。だって、会ってしまったら、私はまたあの日々を願ってしまうから。
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さやん(プロフ) - 瀬名さん» ニコニコできたなら幸いです💗 これからもどうかよろしくお願いします😉 (9月6日 9時) (
レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - リクエストに応えてくださりありがとうございますT^T終始読みながらニコニコしてました、、、幸せに満たされてます❤︎これからも主様の活動応援させていただきます🐿️🩷 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
さやん(プロフ) - みかんさん» こちらこそリクエストしてくださりありがとうございました！！(`･∀･)ﾉ (9月1日 20時) (レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ジュヨンくんの話書いてくださってありがとうございました！めっちゃうれしかったです🥹 (9月1日 17時) (レス) @page27 id: 1ba64abe69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - いつもステキな作品をありがとうございます🩷どのお話もきゅんきゅんしたり感情移入せずにはいられないほど大好きです🩷お時間ありましたらキューくんのお話お願いしたいですT^T (9月1日 15時) (レス) @page24 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやん | 作成日時：2023年7月16日 2時
