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休みが終わり、新学期が始まったが、私はまだヨンフンに返事をすることができずにいた。というのも、告白されるまでいつも一緒にいる仲の良い友達だとしか思っていなかった。話が尽きなくて、波長が合って、いつも隣に居てほしい、そんな風に思える唯一の人だと。それはただの仲の良い男女ではないのだと気づいた。頭の中はヨンフンのことでいっぱいで教壇に立つ先生の声も今は雑音のように流れていく。このままじゃ困る。スマホをこっそり開きヨンフンにメッセージを送った。
*
「A」
「ヨンフン」
「ごめん、待たせたかな」
「ううん、大丈夫」
私とヨンフンは、ドックランに居た。ここへ来るたびに立派なピンクを纏って咲いていた桜はもう薄緑の葉桜となり、次の季節を待って風に揺られていた。
「話したいことがあるって連絡くれたから。」
「この間のことなんだけどさ、私、人を好きになることが無くて、正直ヨンフンのことも大事な親友だと思ってた。でも、もしかしたら私が知らないだけでヨンフンに対して持ってる感情は、好きになるんじゃないかと思って」
「俺のこと、どんな風に見てくれてるの」
「最初は、ただのイケメンだと思ったけど話してみたら面白くて、優しくてお互い犬飼ってるからって毎日それを話して。ヨンフンと居る時間は特に楽しくてあっという間に時間が過ぎて、他の人じゃ駄目で、もっと一緒に居れたらいいのにって思って…。ねぇ、私、ヨンフンのこと好きみたい。だってそうじゃなきゃこんなに喋れないもん」
視界が真っ暗になって、一瞬何が起きたか分からずに焦る。ヨンフンは背が高いから、私の頭まですっぽり腕の中に収まっていた。
「A」
「なに」
「これからよろしくね」
「こちらこそ」
「可愛い」
可愛い、言われ慣れない言葉に顔が熱くなる。普段はラオンやボリに言うから、なんか言い返したくなってヨンフンも可愛いって言い返したら俺は可愛くないだろと不服そうな声が抱きしめられた体越しに伝わる。
「可愛いのも、犬飼ってるのも、お互いを好きなのもおそろいってこと」
「はは、確かに」
男女の友情は成立しないと言うけれど、本当にそうなのかもしれないし、それならそれでも構わないと思った。今、すっごく幸せだから。
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春が来る前に書き終わった！(泣)
話を見返してたらボリがダロンになっているところあって訂正しました。突然ヒョンジェの犬出てきて私もびっくりです。(は？)
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さやん(プロフ) - 瀬名さん» ニコニコできたなら幸いです💗 これからもどうかよろしくお願いします😉 (9月6日 9時) (
レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - リクエストに応えてくださりありがとうございますT^T終始読みながらニコニコしてました、、、幸せに満たされてます❤︎これからも主様の活動応援させていただきます🐿️🩷 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
さやん(プロフ) - みかんさん» こちらこそリクエストしてくださりありがとうございました！！(`･∀･)ﾉ (9月1日 20時) (レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ジュヨンくんの話書いてくださってありがとうございました！めっちゃうれしかったです🥹 (9月1日 17時) (レス) @page27 id: 1ba64abe69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - いつもステキな作品をありがとうございます🩷どのお話もきゅんきゅんしたり感情移入せずにはいられないほど大好きです🩷お時間ありましたらキューくんのお話お願いしたいですT^T (9月1日 15時) (レス) @page24 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやん | 作成日時：2023年7月16日 2時
