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先輩とペアになったのが幸か不幸か、なんと2人で簡単なプレゼンテーションまでしなければならず、私とサンヨン先輩は食堂で昼食をとりながら発表の原稿を考えていた。
「Aさん、こんな感じでどうかな」
ノートパソコンをこちらに向けて見せてくれたのは綺麗に纏まったパワーポイントで、さすが4年生だなと感じる一方で自分の不甲斐なさも感じた。
「すごい…私、なんの役にも立てなくてごめんなさい。」
「そんなことないよ。参考資料調べてくれたから助かった。そういえばAさんって時々訛ってるけど地方の出身？」
パソコンを閉じながら先輩が聞いてくる。
「そうです。だから友達も居ないし、一人暮らしだから家事全部やらなきゃいけなくて。なかなか大変ですね。でもきっと皆そうして暮してるんだろうなって思ったら弱音なんて吐けなくて…なんか、ごめんなさい自分の話ばっかしちゃった」
「そうか。大変だね。でももう二か月経ったよ。二か月、慣れないところで一人、よく頑張ってると思うよ。俺は。」
「実は俺も留学行ったときに同じ思いをしたんだ。俺は実家から大学に通っていたから留学先で全部自分でやらなきゃいけなくて、毎日毎日帰ろうかと思ってた。だからその気持ち、よくわかるよ。」
苦笑いを浮かべる先輩は当時のことを思い出しているようだった。びっくりした。完璧そうに見える先輩にも、そんなときがあったんだって。そして今同じ状況に陥っている私を励ましてくれていることがどれだけ私の心を軽くしてくれたか。
「後プレゼンだけだね。頑張ろう。」
「そうですね。頑張りましょう。」
先輩にとっては普段の会話と変わらなかったとしても、私には特別な時間になった。
「あの、サンヨン先輩、もしよかったら…インスタとか、交換してくれませんか？」
食堂から出て歩いているときに勇気を振り絞って聞いてみた。それぞれ次の授業があるから離れてしまう前に聞いておきたかった。男の人と連絡先を交換することが滅多にない私は緊張で声が少し震えた。
「いいよ、交換しよう」
先輩のスマホに表示されたコードを読み取り友達追加する。サンヨンとだけ書かれたプロフィール欄、投稿は無くてシンプルなインスタだけど交換できただけで嬉しかった。
「じゃあ来週頑張ろうね。」
「はい。お疲れ様です。」
授業が始まる前にもう一度先輩のインスタを開く。犬のアイコンが可愛くて次あった時はこのアイコンのことを聞いてみようと思った。
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さやん(プロフ) - 瀬名さん» ニコニコできたなら幸いです💗 これからもどうかよろしくお願いします😉 (9月6日 9時) (
レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - リクエストに応えてくださりありがとうございますT^T終始読みながらニコニコしてました、、、幸せに満たされてます❤︎これからも主様の活動応援させていただきます🐿️🩷 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
さやん(プロフ) - みかんさん» こちらこそリクエストしてくださりありがとうございました！！(`･∀･)ﾉ (9月1日 20時) (レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ジュヨンくんの話書いてくださってありがとうございました！めっちゃうれしかったです🥹 (9月1日 17時) (レス) @page27 id: 1ba64abe69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - いつもステキな作品をありがとうございます🩷どのお話もきゅんきゅんしたり感情移入せずにはいられないほど大好きです🩷お時間ありましたらキューくんのお話お願いしたいですT^T (9月1日 15時) (レス) @page24 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやん | 作成日時：2023年7月16日 2時
