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ハンニョンの家に向かう。ハンニョンなら、何か知ってるかもしれないと思った。彼は私を見つけるとおーいと手を振る。この間見せた表情がまるで嘘かのように。
「ハンニョン、あのね、聞きたいことがあるんだけど…」
「うん」
「私、なにか大事なことを忘れている気がするの。こう…上手く言えないんだけどここに来てから覚えていないようなことを突然思い出すから、ハンニョンなら何か知ってるかと思って」
「うん…」
蝉の鳴き声にかき消されるくらい、小さな声だった。いつもと全く様子の違うハンニョンに動揺して無理やり明るく振る舞おうとする。
「あ、あはは、変なこと聞いちゃった!ごめんねこんなこと聞いて、さて、帰ろうかな!」
勢いよく立ち上がってハンニョンの方を向こうとした拍子に足を滑らせた。やばいと思ったときに体はバランスを崩し背中から落ちていく。
「危ない!!!」
バシッ、とハンニョンが私の手首を掴んだ、時だった。ポケットに入れていたビー玉がバラバラと階段に落ちて跳ねる。風がびゅうっと吹く。本のページがめくられるように、風鈴が揺れて音が鳴るように、鳥たちが木から一斉に飛び立つように、ビー玉のガラスに反射して目に入った光彩が鮮明に記憶を形作っていく。走馬灯は死ぬときに見るものだから例えとしては違うけど、まるで走馬灯のように忘れていた記憶が頭の中を駆け巡る。
「ハンニョン…ちゃん‥私思い出したよ。」
ハンニョンの方を見ると大きな目がさらに見開かれ、今にも零れ落ちそうだった。
「中学生の時、事故にあって記憶が無くなってたんだね」
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さやん(プロフ) - 瀬名さん» ニコニコできたなら幸いです💗 これからもどうかよろしくお願いします😉 (9月6日 9時) (
レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - リクエストに応えてくださりありがとうございますT^T終始読みながらニコニコしてました、、、幸せに満たされてます❤︎これからも主様の活動応援させていただきます🐿️🩷 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
さやん(プロフ) - みかんさん» こちらこそリクエストしてくださりありがとうございました！！(`･∀･)ﾉ (9月1日 20時) (レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ジュヨンくんの話書いてくださってありがとうございました！めっちゃうれしかったです🥹 (9月1日 17時) (レス) @page27 id: 1ba64abe69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - いつもステキな作品をありがとうございます🩷どのお話もきゅんきゅんしたり感情移入せずにはいられないほど大好きです🩷お時間ありましたらキューくんのお話お願いしたいですT^T (9月1日 15時) (レス) @page24 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやん | 作成日時：2023年7月16日 2時
