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〜2年後〜
あれから2年が経った。野球に青春のはぼ全てを捧げた俺の高校生活も、もう終わりになろうとしている。Aヌナはたまに実家に帰ってきている。俺もその度に会うけど相変わらず姉と弟のような、幼なじみのような関係は続いていた。
｢Aヌナーー!!!!｣
｢エリガ!!!! スーツ超似合ってる!卒業おめでとう!!｣
卒業式の後、帰り道でヌナとばったり遭遇した。後輩部員たちから貰った花束と寄せ書きを両手に持ったまま全力でヌナの元へと走る。勉強も野球もやり切って後悔はない。だけど、一つだけ、ヌナに想いを伝えられていないことが心残りだった。二年前ヌナが俺を励ましてくれたことを今でも覚えている。
｢俺、Aヌナに言いたいことあるんだ｣
｢なぁに？｣
ヌナはなぜだかいつもよりニコニコしているきがする。
｢俺、ヌナの横に並べる男になれるようにたくさん勉強したんだ…そんで、ヌナと同じ大学に進学する｣
｢えっ!?ほんとに？｣
｢おう…そんでさ、俺と、付き合ってくれませんか｣
ヌナは目を見開いてほんとに？ともう一度言った。
｢エリガ…あのね｣
｢おう…っいでででででで!!!!｣
ヌナは俺のほっぺたをつねってゲラゲラと笑った。
｢いって…ヌナなにすんだよ〜｣
｢あはは! エリガ、はい!｣
そう言ってヌナは手を差し出してくる。花束と色紙を片手にまとめてからヌナの手をぎゅっと握ると、
｢私ね、二年前から彼氏いないよ｣
｢!!｣
ずっと待ってたの、と笑うヌナはあの時のままのキラキラした笑顔で本当に綺麗だった。
｢ヌナ、ずっと待っててくれてありがとう｣
｢いーえ! 大学生活楽しみだね｣
でも私に並べる男なんてキザなセリフよく言うねとヌナに言われて顔が一気に熱くなる。ヌナになら、なんだってできるしなんだって言えるよ。だって俺らは兄弟みたいに仲のいい恋人同士なんだから。
｢次は俺がAヌナを励ましてあげるから｣
｢楽しみだなそれは〜｣
落ちていく夕焼けを見ながら、手を繋いで帰り道を歩いた。
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甲子園が終わる前に書き終われた…笑笑
エリは報われてほしかったので後日談まで書いて完結としました！ わんこでヌナ!!なイメージが強いエリたんだけど筋肉ムキムキでギャップですね…
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さやん(プロフ) - 瀬名さん» ニコニコできたなら幸いです💗 これからもどうかよろしくお願いします😉 (9月6日 9時) (
レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - リクエストに応えてくださりありがとうございますT^T終始読みながらニコニコしてました、、、幸せに満たされてます❤︎これからも主様の活動応援させていただきます🐿️🩷 (9月6日 0時) (レス) @page28 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
さやん(プロフ) - みかんさん» こちらこそリクエストしてくださりありがとうございました！！(`･∀･)ﾉ (9月1日 20時) (レス) id: b2c4f83929 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ジュヨンくんの話書いてくださってありがとうございました！めっちゃうれしかったです🥹 (9月1日 17時) (レス) @page27 id: 1ba64abe69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名(プロフ) - いつもステキな作品をありがとうございます🩷どのお話もきゅんきゅんしたり感情移入せずにはいられないほど大好きです🩷お時間ありましたらキューくんのお話お願いしたいですT^T (9月1日 15時) (レス) @page24 id: efee05d507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやん | 作成日時：2023年7月16日 2時
