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"…返事、は?"
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右手を頬に添えて、腰をグッと引き寄せて
鼻先が触れてしまいそうなくらいに近づいた。
「…ッへん、じ?」
『うん。
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キス、…したらダメ?』
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「…ふふっ。ねぇ、そこ?そこの返事なの?」
こんな状況なのに、笑ってそう返すAが、ちょっとだけ腹立たしい。
『…フッ、もう、うるさい、
空気読んで。
で、いいの?
、だめ?』
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Aは少し困った様な顔をして
それから、少し考えたあと
「…。じゃあ、」
『なに?』
「じゃあ、すごーく、大事にしてくれるなら
、いいよ?」
そう、ニコリと笑ってくれた。
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『…フハッ、
そんなの、当たり前。
でしょ、
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ー ッ。』
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俺達は、その日、初めてキスをした。
一度手にすると、もう、止まらなくて、
やっと手にしたその人が、愛しくて
息も出来ないくらい唇を重ねて、
それでももっと欲しくなって
Aの服に手を掛けて、
「ーッ、ここじゃ、だめ。」
って涙目でAが言うから、
じゃあベッドならいいんだって
いいように解釈して
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寝室で、Aを組み敷いた。
白い肌がスベスベで、柔らかくて
触れても、触れても、足りなくて
聞こえる声が、愛しくて
もっと、もっと、聞きたくて
夢中でAを抱き寄せて
口に含んで、攻め立てて
たくさん、たくさん、愛を囁いた。
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ayuha(プロフ) - Ririさん» ありがとうございます^ ^ 続編もよろしくお願いします^ ^ (2020年4月15日 2時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 楽しく読んでました!続き楽しみにしてます! (2020年4月13日 19時) (レス) id: f428253083 (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - スマイルさん» わあ!嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^ 今後も好きなお話でいさせてもらえるよう頑張ります! (2020年4月12日 22時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - Azukiさん» そんなに褒めて頂いて嬉しい限りです!ありがとうございます^ ^次からの更新、ちょっと緊張しますが笑、楽しんでもらえるよう頑張ります (2020年4月12日 21時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - 【キミのchudoku】に凄くハマって、こちらの作品も読ませていただいてます!今一番大好きな作品です!!言葉の言い回しや設定など全てが完璧で……!すごいと思います☆更新頑張ってください! (2020年4月12日 18時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ayuha | 作成日時:2020年4月1日 21時