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なになに!?何事?!



そっと近付いてみると、女の人は一人らしい。



…。



どうしたの、かな?


もう少し近づこうか、話しかけようか、迷っていると


その女の人は、両手をぐっと高く上げ、大きく伸びをして




「あぁーーー


 スッキリした!!」



そう言って振り返った。




『!?「あ゛」』





え、片手に持ってるの、、ワイン?笑




ちょっと吹き出しそうになる。




「…聞こえまし、た?」


『…聞こえまし、た。笑』




「ですよね…!


 すみません、なんか…」



『いえいえいえ!俺の方こそ、

 なんか立ち聞きみたいになっちゃって…

 すみません、』



「いやいや、あんなの、聞こえちゃいますよね笑

 お恥ずかしいです。」




少し笑って、恥ずかしそうに夜景に目をやる彼女。



ずっと気になっていたことを聞いてみた




『あの、』


「?」


『その、左手に持ってるのって…』



「! あ、これ?
 
 見ての通り、ワインです!」



『え、ここで飲んでるんですか?!』



「もちろん!

 あ、よかったらどうですか?」



そうニヤリと笑って

左手のボトルを俺に向ける




『せっかくなんですけど、俺、あんま飲めないんですよ。

 車だし。』




「そっか、残念。」




少しシュンとして、左手を下げ、ボトルをそのまま口に運んだ。




『フッ…お姉さん、めっちゃ飲むんですね』




可笑しくて笑ってしまう



「飲まないとやってられない日って、無いですか?


 あ、そっか、飲めないのか…

 まあ、今日は、そんな日ってとこかな。」




そう言って笑う彼女の笑顔は少しあどけなくて。





可愛い人だなーー

 



これが、Aに見惚れた最初の瞬間だった。







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設定タグ:恋愛 , King&Prince , 平野紫耀
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ayuha(プロフ) - Ririさん» ありがとうございます^ ^ 続編もよろしくお願いします^ ^ (2020年4月15日 2時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
Riri(プロフ) - 楽しく読んでました!続き楽しみにしてます! (2020年4月13日 19時) (レス) id: f428253083 (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - スマイルさん» わあ!嬉しいお言葉ありがとうございます^ ^ 今後も好きなお話でいさせてもらえるよう頑張ります! (2020年4月12日 22時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
ayuha(プロフ) - Azukiさん» そんなに褒めて頂いて嬉しい限りです!ありがとうございます^ ^次からの更新、ちょっと緊張しますが笑、楽しんでもらえるよう頑張ります (2020年4月12日 21時) (レス) id: 440601f2ea (このIDを非表示/違反報告)
スマイル - 【キミのchudoku】に凄くハマって、こちらの作品も読ませていただいてます!今一番大好きな作品です!!言葉の言い回しや設定など全てが完璧で……!すごいと思います☆更新頑張ってください! (2020年4月12日 18時) (レス) id: fa4e9d81aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ayuha | 作成日時:2020年4月1日 21時

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