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増田side
「とにかく……錦戸くんに電話する」
「嫌だってば！お願い……まっ、す、、」
ポロポロ涙を流しながら懇願されて
どうしようかな、と考えあぐねていた時
またインターホンが鳴る
「はーい」
『俺やけど……ゆう、来とる？』
「あー、うん。ちょっと待って。開ける」
玄関を開けて錦戸くんも招き入れる
これもいつものパターン
「ゆう？帰ろか」
「やだ！帰んない！」
錦戸くんは、大きなため息をつく
こういう手越には、慣れている風だ
かくいう俺も、こんな場面を幾度となく見せられているので
多少のことでは動じない
「お前な。ケンカのたびに押しかけとったら、まっすーも迷惑やろ。ええ加減、学べ」
「いや、別に俺は……」
「りょうくんなんて知らない！もう別れるんでしょ？！ほっといて！！」
「ゆう」
「てごし。迎えに来てくれたんだから
ちゃんと話してみたら？」
「……なんで？なんでそんなこと言うの？
まっすーは味方だと思ってたのに……」
味方って……
そりゃ、お前の味方したいけどさ
錦戸くんにだって言い分はあるだろ
ああ、もう。どうしろって言うんだよ……
ここまでくると本当に手がつけられない
喧嘩に付き合わされる俺の身にもなってくれ
決して賢いとは言えない頭で知恵を絞り出す
とにかく、この場を収めないと
「……ねぇ、錦戸くん。俺、明日もオフだから今日はこいつ預かるわ。少し落ち着かせないと……」
「ああ……そう……やな」
「うん。とりあえず……」
錦戸くんが帰った瞬間、泣き崩れる手越
「てごし？泣くくらいなら意地張ってないで帰ったら？」
出来るだけ優しく諭すけど
手越は黙って首を振るだけ
「でも、好きなんでしょ？」
「…すき、じゃない」
「てごし」
「すき……じゃない」
まるで自分に言い聞かせるような
呪文のような
〈すきじゃない〉
それが本心じゃないのは分かってるよ
ねぇ、てごし
お前が欲しいものは何でもあげる
だって、お前には幸せでいてほしいから
いつも笑っていてほしいから
お前の欲しいもの
それが……錦戸くんだったとしても
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りお(プロフ) - ○○さん» 〇〇様、こんにちは(^^)。コメントありがとうございます！コメントとても励みになっています。これからもほんわか仲良しな2人を書きたいと思っていますので、また覗いてください(^^)。ありがとうございました。 (2019年5月9日 12時) (
レス) id: 7019b7979e (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - こんにちは。完結おめでとうございます！ハラハラしながら毎回更新を楽しみにしていのでちょっと寂しさもあったりして…りおさんの作品大好きです！次回作もめっちゃ楽しみにしています！ (2019年5月9日 8時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - あいさん» あい様こんにちは！やっと、増田さんは想いを遂げることができました(^^)。私もホッとしております笑。完結までもう少しだけお付き合いくださいね(^^)。本当にありがとうございます！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: de0e8fed57 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - (*^^*)こんばんは！ついに！ついに1つになれたんですね！！兄弟のような関係から恋人に☆ドキドキしながら読みました！甘々まっすーとテゴちゃん、ほんと好きです〜★これからも更新 楽しみにしています！ (2019年5月5日 23時) (レス) id: d56a4205e1 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - あいさん» あい様、コメントありがとうございます(^^)！テゴマスの2人にはいつも仲良しでいてほしくて、日々妄想を膨らませております笑。兄弟のような関係から恋人に変わっていく2人を楽しんでいただけると幸いです。ありがとうございました(^-^)。 (2019年4月30日 6時) (レス) id: de0e8fed57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2019年4月27日 18時
