Sweet consonance＜8＞ ページ8
♡side
「…来ちゃった」
いつぶりだろう。
東京から新幹線で1時間と45分。
結局けーちゃんに連絡とれなくて
チケットも何もないまま
名古屋まで来てしまった。
さて、どーするかな。
「そうだこれ。増田さんから預かってます」
「え、」
新幹線の中で渡されたのは関係者用のパス。
え、うそ……。
「祐也が観たいって言ったら渡してくれって」
「なんでもっと早く言ってくれないんだよっ！」
「すみません。増田さんに口止めされてて」
コウキは申し訳なさそうに笑ってる。
もう。
どっちのマネージャーなんだか。
でも、これで会場に入れる。
この目で見届けることができる。
「…ありがと、コウキ」
「お礼は増田さんに言ってください。
少し早いけど会場へ行きましょうか。
ご挨拶もしなきゃだし」
とりあえず駅から
そのまま会場へ向かうことになった。
ドキドキする。
自分のステージでもないのにな。
会場に着いて関係者の入口でパスを見せると
対応してくれたスタッフが
おれだと気づいて焦っている。
「申し訳ございません。少々お待ちください」
しばらく待たされたあと、責任者だという
男の人が現れた。
「手越様。ご来場ありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、こちらからの入場は
お控えください」
「はい？」
「公演は関係者席で見ていただいて構いません。
ただバックステージにはお通ししないよう
言われておりますので」
「…………」
「あれ、手越？何してんの、こんなとこで」
「けーちゃん！」
「ちょうどよかった！来て来て！！
まっすーが大変なのよ」
「え？」
「小山さん！手越さんのことはお通ししないよう
言われて……」
「ごめんなさい。緊急事態なんで。
それとも増田さんになんかあって
公演できなくてもいいですか？」
責任者の人は、けーちゃんに圧倒されて
何も言わずにおれとコウキを中に入れてくれた。
けーちゃんのおかげで入れたけど
タカが大変って？
「けーちゃん…？」
「まっすーが大変なのは本当」
�爐任發△覆燭隆藐�たら元気になるから��
けーちゃんはそう笑ってタカの控室まで
案内してくれた。
扉を開けると青白い顔をしたタカが
ベッドに横たわっているのが見えた。
.
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あーこ - りおさんの作品は、ドキドキハラハラしながらも、最後はホッと心が温かくなる感じがして大好きです。何度でも読みたくなります！またりおさんが更新できる時に、りおさんのお話しを読ませていただけたら幸せです。 (2021年9月3日 6時) (
レス) id: 19cfecfa73 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 更新とっても嬉しいです(^-^) まっすー出演のドラマ、ネットでもざわついていましたよね(^^;) これからも、りおさんのペースでよいので、二人の活動をもとにラブラブのお話お願いしますm(__)m りおさんのお話は、私の癒しや頑張る活力になっているので･･･(^_-) (2021年8月12日 12時) (レス) id: a56b8eaa48 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» いつもありがとうございます！お揃いのスニーカー(//∇//)、私も胸が熱くなりました。長年一緒に歌ってきたことや頑張ってきた関係はそんなに簡単に壊れないと思ってます。 (2021年5月27日 7時) (レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - りおさん» りおさんが書くお話が大好きです(^-^)新作がUPされるまで、今まで書かれたお話を最初から読み返しながら待っています。テゴマスがお揃いのスニーカーを履いていた！と噂になっていましたね。やっぱり二人は繋がっているのですね(^_-) (2021年5月26日 0時) (レス) id: a56b8eaa48 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» 別々の道を行くようになっても、お互い大切な存在であることは変わらないと思いたいですよね(^^)。公にはならないけれど水面下ではそうであってほしいと思っています(^^)。 (2021年4月27日 4時) (レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2021年3月19日 4時
