sweet sweet sweet 8

Sweet consonance＜16＞※ ページ16

♡side


タカに欲を吐き出した後のことは
あんまり覚えていない。
だけど次に気が付いたとき、
まだ上にはタカがいて
身体が揺さぶられていた。



「おはよ」

「そぉ、じゃなくて……、」

「ごめんね」



申し訳なさそうに謝っているけれど
やめてくれる気配は無い。
少し眠ったことでスッキリした身体が
タカのくれる振動を感じ取ってしまう。



「ん…………」

「きもちいいの？」

「ちが…ぅっ」

「ふふ。ほんと、ごめんね」

「……………ぁ！」



タカは楽しそうに笑いながら
おれを起こして向き合う体勢にする。
これ、1番苦手なやつ……。
少し上から見るタカの表情は
なんとも言えないくらい色気がダダ漏れで
直視できないし……
気持ちよくなってるのを見られるのも
恥ずかしいから
顔を見ないで済むようぎゅっと抱きついた。



「……ちゃんとこっち見て？」

「むり……」

「どして？」

「………っ、あぁっ！！」



下から思い切り突き上げられると
身体が仰け反って否応なしに達してしまった。
タカはそんなおれを再び組み敷くと
そのまま動き続ける。



「…いい顔」

「タカきら……ぃ」

「なに、いきなり」

「きら、ぃ………」

「どしてそんなこと言うの？」

「ずるい……、おればっかり」



恥ずかしさで死にそうなのに
タカは満足そうにおれを見つめて
たくさんのキスをくれる。
意地悪なのに優しいなんてずるくない…？
おれだけがいっぱいいっぱいで
訳がわからなくなるのに
タカは余裕っぽくて……不公平だ。



「本当なんもわかってないね、お前は」

「え………、あああぁぁぁっ！」



グボっと言う音がして
一瞬で頭が真っ白になる。
タカがつぶやいた言葉の意味がわからないまま
絶頂を迎えたおれは
またしても意識を手放してしまった。



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