ハルノマボロシ＜12＞※ ページ45
♡side
「……目、瞑って？」
言われたとおり目を閉じると
唇が重なるのがわかった。
元気になるまではって言って
ずっとタカはおれに触れなかったから
心臓の音がドクンドクンとうるさい。
服を脱がすタカの手は優しいのに
身体が震えてしまう。
「……怖くないよ」
「………、ひ、ぁ」
頸にチリッと痛みが走る。
それが合図だったかのように
タカの印が身体中に付いていく。
「ゆっくり解そうね」
おれの緊張も一緒に解くように
タカは耳元でそう囁いて
指を蕾の中に沈めていく。
最初、違和感しかなかったそこは
あっという間にグズグズになっていった。
「……っ、……ぅあ…」
「へいき？」
コクコクと頷くとタカは微笑んで
指を一本、二本と増やしていく。
「…………すぐトロトロになっちゃったね」
「……………っ…」
タカの指が動くたび、身体に電気が走る。
快感の波に抗えない。
こんなの、すぐ………。
「……っ！、………！」
「…きもちい？」
「………っ、…………？！」
もうダメだ……
そう思った瞬間に、タカの指がおれの中から
出て行った。
どして……？
最後まできもちよくして……
「〜〜〜〜〜………っ」
「…いきたい？」
そんなこと、聞かなくてもわかってるくせに。
首を縦に振ると一気にタカが侵入してきた。
それと同時に飛び散る白い欲。
「………〜〜〜！」
「もう、いっちゃったの？」
「………、……っ」
「…これからだよ？」
妖しく微笑むタカは、おれの腰を掴んで
律動を始める。
昇り詰めたばかりなのに
ズンっと奥に打ち付けられるたび
身体が仰反る。
きもちいい……。
目の前がチカチカしてタカがよく見えない……。
このままだとおかしくなりそう。
こわくなってタカにしがみつくと
律動がさらに早くなった。
「…ぅ……、ぅ………、ぁ…！」
声が出ないから…？
今まで感じたことのない快感が襲ってくる。
こんなの、知らない。
まるで自分じゃなくなるみたい。
「…ひ、ぁ、ぁ、…………っ！」
ナカも外もグズグズにされて
ただただタカのくれる熱を身体が拾う。
どれくらいそうしていたんだろう。
朦朧とする意識の中、タカの切なげな声が聞こえて
トプッと温かいものが流れ込んできたのがわかった。
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りお(プロフ) - ○○さん» いつもありがとうございます(^^)。おかげさまで完結することができました！その後のお話もぼちぼち書いていきますので、また遊びに来てください(^^)。ありがとうございます！ (2021年3月20日 15時) (
レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ハルノマボロシ完結お疲れ様でした！今回のお話は読みながら時々ウルっときちゃいました。ラブ甘と切なさともどかしさが次話への楽しみを倍増させてますね(^^) りおさん凄いです！！ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ○○さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！！今のお話も終わりに近づいてきましたが、もう少しお付き合いいただけると幸いです(^^) (2021年2月16日 22時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» ありがとうございます(^^)。物語も終わりに近づいてきました。もう少しだけお付き合いくださいね(^^) (2021年2月16日 21時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - こんにちは(^^) 今回のお話は切なくて泣けちゃいます。りおさんのお話は飽きないんですよねぇ。。どの作品にもラブ甘が満載で嬉しい！忙しい中更新ありがとうございます。続きも楽しみにしています(^^) (2021年2月16日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年11月11日 4時
