Brighter Day＜12＞ ページ33
▽side
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聞き間違えじゃ、ないよな。
俺のこと、思い出したのか……？
「…………………おかえり」
「…ただいま」
俄には信じられなくて
気の利いた言葉がなにも出てこなかった。
変なことを口走った俺のことを呆れもせずに
ちゃんと答えてくれる。
あー、俺のゆうやだ。
ホッとして抱きしめる腕の力が強くなる。
大人しくしているゆうやを寝室へ連れて行って
唇を重ねると、身体の力が抜けたのがわかった。
「タカ………、すき。だいすき……」
「……あいたかった」
何度も�爐世い垢��瓩頒譴�声は
甘い熱を帯びている。
ずっとあいたいと思っていた。
俺の、ゆうやに。
いろんな気持ちが次から次へ押し寄せてきて
気がついた時には頬を涙が伝っていた。
「泣かないで…？」
「……ゆうや」
「ずーっとそばにいる。一緒にいるから」
「……もぅ、忘れんなよ」
「ぅん………」
少し瞳を潤ませて、背中に腕を回すゆうやは
幸せそうに、あいしてると何度も囁いた。
ゆうやの肌にたくさんの印を付けていく。
もう2度と俺のこと忘れないで。
どこにいても
なにをしてても
お前は俺のものだから。
「そだ、これ。クリスマスプレゼント」
「え…」
一頻り愛しあったあと、ゆうやは少し照れ臭そうに
小さな紙袋をくれた。
中には俺の好きなブランドのピンクゴールドの指輪。
「これって……」
「記憶なくす前に、買っといたの。
渡せてよかった」
「……ありがと」
「左の薬指ね」
「は？」
「つける場所。タカはおれのだから」
「…ばか」
「少し遅くなったけど」
サプライズが成功して満足そうなゆうやを
もう一度抱きしめる。
テレビに映る俺の薬指を見て
ゆうやは幸せそうに笑うだろう。
それを見た俺もまた、幸せな気持ちになるんだ。
「タカ？」
「……なんもない。仕事行ってくる」
「へんなの」
クスクス笑うゆうやに一つキスを落として
お気に入りのスニーカーを履いて
仕事に出かける。
背後から、ゆうやの元気な�爐い辰討蕕辰靴磴ぁ���
が聞こえた。
Brighter Day
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りお(プロフ) - ○○さん» いつもありがとうございます(^^)。おかげさまで完結することができました！その後のお話もぼちぼち書いていきますので、また遊びに来てください(^^)。ありがとうございます！ (2021年3月20日 15時) (
レス) id: c93f364402 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ハルノマボロシ完結お疲れ様でした！今回のお話は読みながら時々ウルっときちゃいました。ラブ甘と切なさともどかしさが次話への楽しみを倍増させてますね(^^) りおさん凄いです！！ (2021年3月20日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ○○さん» ありがとうございます！そう言っていただけて本当に嬉しいです！！今のお話も終わりに近づいてきましたが、もう少しお付き合いいただけると幸いです(^^) (2021年2月16日 22時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - ネコさん» ありがとうございます(^^)。物語も終わりに近づいてきました。もう少しだけお付き合いくださいね(^^) (2021年2月16日 21時) (レス) id: ff25befd3c (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - こんにちは(^^) 今回のお話は切なくて泣けちゃいます。りおさんのお話は飽きないんですよねぇ。。どの作品にもラブ甘が満載で嬉しい！忙しい中更新ありがとうございます。続きも楽しみにしています(^^) (2021年2月16日 9時) (レス) id: e95240eb5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りお | 作成日時：2020年11月11日 4時
