検索窓
今日:14 hit、昨日:6 hit、合計:46,702 hit

6 ページ7

手越side


……いったぁ


目を覚ますと、最悪な気分


なんだこれ……頭痛い


時計を見ると、午前4時


外はまだ暗い


昨日、増田さんと飲んで


それから…記憶がない


てか、ここどこ?


横を向くと、増田さんが寝てる


!?!?


うぉっっっ、吃驚したぁ……


増田さんの家?


やべ……


もしかして、やらかした感じ?


嫌な汗がダラダラ出てくる


「てごし……?」


増田さんが目を覚ました


「起こしちゃった?……なんかごめんね」


「んー、いいよ……。いまなんじ?」


4時と答えると、もう少し寝るわと


反対側へ寝返りを打つ広い背中


……大好きだったな


どうしてもダメなときは、いつもこの背中に甘えてた


条件反射で、そっと手を添える


「てごし…?どした?」


「ううん、なんでもない……」


帰ろかな


タクシー呼ぼ


そう思って、ベッドから降りようとしたとき


ぐいっと引き寄せられて増田さんの腕の中へ


「うわっ」


「どこ行くの……?」


え、増田さん寝ぼけてんの?


「いや、タクシー呼ぼうと思って」


なに、今日はやいの?まだいいじゃん


って珍しく引き止めてくる


えっ……と、どうしたんだろ


まぁ、今日は仕事夕方からだし


エマは母親んちに預けてあるし


大丈夫なんだけど


「ますだ…さん?」


増田さんは俺を抱きしめたまま寝てる


なにあれ、さっきの


マジで寝ぼけてただけ?


なんだか可笑しくなって、1人微笑む


増田さん……


だけど、もう甘えられないよ

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りお | 作成日時:2018年11月14日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。