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手越side


増田さんと2人きり


お酒がおいしい


どんどん飲んじゃう


やな事も忘れられそう


忘れたい


全部


なんかあったの?って心配してくれてる


増田さんのそーゆーとこ好き


ぶっきらぼうだけど、本当は優しいとこ


俺のこと、ちゃんとわかってくれるとこ


けーちゃんもシゲも大好きだけど


ここまで理解してくれるのは増田さんしかいない


ごめんね


俺、またやっちゃった


また心配させちゃうかな


近いうちに、載っちゃうみたい


これで何回目だろうね


流石に呆れるよね


ホント、迷惑かけてごめん……





あれ?


なんかフワフワしてきちゃった


気持ちいい……


テーブルに突っ伏した俺に


増田さんがなんか言ってるけど


ふふっ、わかんなーい


まだ飲むー


まだタカと一緒にいたいもん!


心の中でしか、そう呼べない情けない俺


もう戻れないなら、2度と声に出して呼ばない


呼べない


そうじゃなきゃ、いつまでも忘れられない


帰んない!って駄々こねたけど


いつのまにかタクシーに乗せられてた


住所言って?ってタカが言うけど


言わないもんねー


そんな俺に、タカは呆れてる


深い溜息をついて俺の知らない住所を


運転手さんに告げると


タクシーは静かに走り出した。

5→←3



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作者名:りお | 作成日時:2018年11月14日 20時

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