【男主】ポートマフィアの幹部秘書は正直言って格好いい【与謝野晶子】 (ページ9)

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6#胸の内ページ9

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貴方「たっく…
爆弾魔さんは人使いが荒いなー」

人気のない車内にて爆弾を仕掛けながら呟いた

否…人使いが荒いのは首領(ボス)なのではと思ってしまう

貴方「俺だって…出来ればこんな事したくない」

貴方「あー晶子チャンに会いてーな
きっと…こう……綺麗になってんだろうなァ」

大人になった晶子チャンを想像しながら作業を進めた

爆弾を所定の位置に全てつけ終わったので基次郎クンに連絡を入れると、次の駅で降りてくださいと云われたので、降りることにした。

貴方「ん？」

「すすみませんｯｯｯ！！！」

突然俺の方に箱が転がってきた

其の箱を追いかけるように少年が走ってきた

少年は息が上がっており、冷や汗もかいている

貴方「君…大丈夫か？」

「だｯ大丈夫ですｯｯｯ！！！」

「敦、何やってンだい…？」

「すみません！与謝野女医(先生)！！
今行きますから！」

俺は時が止まったかと思った

俺の胸が一瞬高鳴った

少年が云った"与謝野"と呼ばれた方は、若しかすると俺が恋焦がれていたあの人なのかもしれない

否…もう確定だな

貴方「与謝野…かァ……真逆な…ｯ」

貴方「晶子ちゃん、やっぱり探偵社にいるんだね……」

探偵社にいる限り、安全と云えるだろう

寧ろ晶子チャンには其方の方がよく似合ってる

小さい頃から面倒みが良かったし…何かと強いし…

その隣には何時も俺がいたんだっけな…

貴方「俺、ポートマフィア辞めようかなー？」

貴方「…でも、今辞める訳にはいかねーんだ」

好きな人を護るのに…理由なんていらねェよ

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