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序章 ページ1
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__彼奴には、隠していることがある。
『素敵帽子君と太宰がまた喧嘩してる』
『全く懲りないねェ』
実を云うと、俺と太宰が喧嘩していることを彼奴は知らないので、隠しているのだ。
何故隠すのかと理由を問われたら、俺達が彼奴に惚れているから。
『中也君と治君って、喧嘩するんですか?
何時も仲がいいお二人が、喧嘩するなんて有り得ないです
あっ、親しい友達だからこそ喧嘩しているんですか?』
さっきまで太宰の胸ぐらを掴んでいた手を、太宰の肩に回し、また太宰も俺の肩に手を回して、仲良しアピールをした。
『そうそう、中也と私は親しい友達だよ!』
『そうそう、喧嘩なんてした事ねえぜ!』
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