風使いとバレー部【文豪ストレイドッグス】【ハイキュー！！】 (ページ6)

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Aside

ガタンッ

『んあ？』

詰らない授業を寝て過ごした私は伏せていた机に衝撃が走った事によって目が覚めた。
畜生誰だ、と思い、上を向くと･･･

「威風さん、ちょっと良い？」

つり目に茶髪の少女とその取り巻き。
･･･面倒なやつだ。で、ついて行かないともっと面倒なやつ。

「ねぇ、聞いてる？」

あー、どうするか。
着いて行っても良いけど、その後だ。
どう対応するか。問題とかになると国木田が煩いだろうし。
･･･仕方ないねぇ。

ヒュオッ

『分かったから早くして。』

「「「「？！」」」」

私の目に映るのは驚いた顔をした女達。
そりゃそうだ、私や敦だって目の前から突然人が消えたら驚くに決まってる。
何時の間にか自分達より先に行ってるんだから。

『･･･トロイねぇ。』

「！！」

ムカついたのか、追い抜きざまに思いっ切り肩をぶつけて来た。
私は当たった肩を手で軽く払い乍、女達について行った。

「で、何が言いたいかわかってるわよね？」

『･･･。』

大方、敦と何仲良くしてんだとか、そんなことだろうねぇ。
･･･面倒だ。

『･･･大体の内容は察するよ。』

「じゃあ、敦せんぱ

『でも、無理だよ。』

･･･は？！」

『敦と仲良くするな？コッチの勝手だほっときな。
未だ私や敦の事も佳く知らない様な平和ボケした餓鬼に言われる筋合いは無ぇ。』

私はそれだけ言ってそいつ等に背中を向けた。
だが、これ位で引き下がるような奴らじゃねぇ。

「っ、ちょっと待ちなさいよ！」

「迷惑なのよ！陰キャの癖に！」

陰キャって、なんだい？と、考えつつ私は又女達に目を向けた。

『あ？』

「ヒッ･･･！」

『･･･反吐が出る。』ﾎﾞｿｯ

･･･平和な世界の中で肥えたヤツらに私達の気持ちが分かる筈がねぇ。
それ以上の幸せを求めるのかよ。なら私達にも･･･

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『分けてくれたって良いじゃないかい。』