【鬼滅の刃】風使いと鬼殺隊【文スト】

禄ノ型 ページ8

威風side


『異能力【神楽】────』


私は持っていた扇子の頭を下に向けた。
着物の裾と揉み上げが風で浮く。
うーん、この状況から逃げたとしても何処に行こうかねぇ･･･。
その時、男が呟いた。


「風の呼吸・壱ノ型」


『っ!?』


風の流れが変わった!!!

男･･･否、男の木刀が渦を巻くように風を纏ってやがる。

これ、直撃したら、死･････････


「鹿旋風・削ぎ!!!」


ﾄﾞｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬ


地面を抉る程の突風!!!

駄目だ、飛ぶのは間に合わねぇ!!!!!!


『俊風双滅(しゅんぷうそうめつ)!!』


ｷﾞｭｵｯ ﾊﾞｼﾝｯ


(! 風が消えた･･･。)ﾁｬｯ


･･･良いねぇ。初めて会ったよ。
自分自身と同じような能力を持った奴とは。



殺り合いたい


ｺﾞｯ


『【神楽】風突弊羅(ふうとつへいら)』


「っ!?」

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