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Fuga side
Aのプレゼントでクローバーのハンカチを買った。
感謝を言葉で伝えられない分、もので伝えようと思った。
クローバーは大切な思いをこめた。
10年前の約束
Aはもう覚えてないだろうけど、あの時、勇気を振り絞った。
もしも、Aがあの時のことを覚えていれば俺の気持ちはわかってしまうかもしれない。
それはそれでいいと思ってしまう俺は、自惚れているのかもしれない。
Aがくるのが待ち遠しかった。
尚「風雅君、おはよ！」
聞きなれない声に振り向けば、前に見たことがあるやつだった。
風「なに？」
尚「風雅君さ、Aのこと好きでしょ？」
風「だったらなに？」
なんなんこの女、うざい。
尚「私、Aと同じテニス部なんだけど、Aはテニス部の部長が好きなんだよ。」
あぁ、昔感じた、嫌な感覚がやってきた。
期待なんて最初からしなければいい。
そう思っていたはずなんに。
いつの間にか、Aしか見ていなかったのかもしれない。
尚「あのね、それで、先輩をデートに誘いたいみたいなんだけど、恥ずかしいみたいで、だから、Wデートしよってなって、私、仲のいい男の子なんていなくて、困ってるときに、風雅君なら協力してくれるかもってAがいっててさ。」
どうかなっといって、俺のほうを見る。
風「ええで。」
尚「あ、じゃあ、詳しいことはまた連絡するね！LINE教えてー。」
どうでも良くなって、勢いに任せた。
Aが来た。
いつもの、おはようはない。
今日くらい、優しい言葉をかけたくて、応援するような言葉をかけた。
Aは今にも、泣きそうな顔をしてた。
期待したらあかん
なるべく見ないように視線を反らした。
「2人ともありがとう。」
俺の最後の期待は裏切られた。
泣くほどうれしかったんや。
もう、どうにでもなればいい。
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涼音(プロフ) - spuare2の更新楽しみにしてましたが、消してしまったのならしょうがないですね。把握します！これからも頑張ってください (2019年11月25日 17時) (
レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちぃ(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2019年10月31日 0時) (レス) id: 1a39a279d3 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - ドキドキが止まりません！次の更新楽しみにしてます！ (2019年9月8日 16時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中 | 作成日時：2019年9月6日 22時
