episode35 ページ37
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健人｢おかえりー。大丈夫だったかー？姫はもう起きてるよ｣
バタバタと聞こえる四人の足音に
ビクッと私の肩が揺れる。
マリ｢ほ、ほんとだ！Aちゃんがいる！｣
聡｢もう起きて大丈夫なの！？｣
風磨｢飲み物のほうは調べてもらったんだろ？｣
勝利｢睡眠薬しか入ってなかったから大丈夫｣
健人｢まぁ、とりあえずみんな座れって｣
みんなに何から謝ったら良いのかわからなくて
頭の中でぐるぐる考えながらも言葉にした。
A｢勝利、私プリント無くしちゃって…ごめんなさい。聡ちゃん、教室で待っててくれたのにごめんなさい。マリウスも、風磨も、健人も。私のこと捜してくれたよね…。みんな、迷惑かけてごめん……｣
勝利｢A｣
A｢理事長の命令でみんなは私の護衛やってくれてるのに…。私が危ない目にあったら怒られるよね…。ほんとごめん｣
勝利｢A！｣
勝利にギュッと握られる私の手。
やめてよ…優しくされたら泣きたくなる。
彼らに頼りたくなる。
風磨｢お前さー、足の怪我だって今回のことだって。女どもにやられたんだろ？なんで言わねんだよ｣
A｢ど、どうしてそれを…？｣
聡｢さっき出かけて学校の生徒から情報集めたんだよ。Aちゃんがあしばらいされてるのを見たとか。そういう情報｣
マリ｢Aちゃん。頼ってって言ったでしょ！僕らがどれだけ心配したと思ってるの！｣
心配なんて言われたら勘違いしそうになる。
自分が大事にされてるって思ってしまう。
ここにいてほしいって言われてる様に思ってしまう。
A｢や…めてよ…、自惚れる……大切って…言われてるみたいで…｣
勝利｢大切以外何があんだよ｣
A｢…っ……｣
勝利｢それに。理事長の命令じゃない｣
A｢…へ……？｣
マリ｢ふふ〜、勝利くん最初は断ったもんね〜｣
勝利｢マリウス今その話はいい。ただ、A｣
A｢…は、はい？｣
勝利｢自分がどれだけ愛されてるか、ちゃんと覚えとけ｣
みんなの顔を一人一人見ると
全員が私に笑いかけてくれて。
やっぱりまた泣きそうになってしまった。
でも泣かないよ。だって今は嬉しいんだから。
彼らに負けないくらい最上級の笑顔を返した。
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#審判 - 面白かったです！ パスワード教えてもらえませんか？ お願いします！ (2019年8月13日 23時) (
レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
てぃな(プロフ) - とても楽しく読ませてもらういました、続きも読みたいのでパスワードを教えてもらってもよろしいですか、！、 (2018年12月22日 6時) (レス) id: d6f1e517a3 (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 続きがすごく気になります。パスワードを教えて欲しいです！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: f7eb10b4bf (このIDを非表示/違反報告)
tei - 続きが気になるのでパスワードを教えてもらえませんか？ (2017年12月25日 11時) (レス) id: 129734bc46 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)未来(プロフ) - 続きが気になるのでパスワード教えてください (2017年11月15日 15時) (レス) id: ff5b4d76dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナ | 作成日時：2014年9月29日 2時
