名探偵の兄は秘密主義part3

96話 　 すれ違いは続く ページ8

わ、わからん…

「Aちゃん、ご飯出来たわよ？」

『…はい』

そもそもなんでタックルしてきたんだ？
家から追い出したかった…とか？
ありえる、けど、
それなら無事確かめたりしないよな？

うーん…
やっぱ反抗期？
いや…

「Aちゃん？」

嫌われたってことは？

あ、待って想像して自爆した

俺なんかしたかなぁ？

「兄貴？」

「新ちゃん、Aちゃんどうにかして」

「兄貴なんで壁にぶつかりながらぶつぶつ言ってんの？」

「新ちゃんのせいでしょ？」

「俺!?」

とにかくご機嫌取りしなきゃな
新一君…許してくれるといいけど…

『新一君』

「んだよ」

『ナンデモナイデス』

お、思ってたより怒ってらっしゃるぅううう

どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう

ここに来て救済以前の事件発生とは！

「頭かかえちゃったわね、」

「兄貴…」

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