名探偵の兄は秘密主義part2

58話　義父さんすごいよね ページ14

「えぇ!?なんでや!!」

『親御さん達、心配してると思うし、…』

このままだと誘拐犯になる。
俺が。

「Aさんも、そう言っとるし、やっぱ行こうや、」

そうだよ、平ちゃん!!
俺はまだ捕まりたくない!!

「…しゃぁないなぁ」

『じゃ、行こうか』

Let’s go!!


ぁ、ちょっとまて、
俺交番の場所知らn

「平次!!」「和葉!!」

「げ、オヤジ、」

「ぁ!!」

『見つかったようだね、』

流石大阪府警

「どこ行っとったねん、この阿呆」

「オヤジこそ!!」

親子のじゃれあいが始まったんですけど、
俺、空気?空気なの??
くーうーきー、くーうーきー

『それでは僕はこれで』

この隙に逃げよう、そうしy

「「待って!!」」

『ぁ、ハイ』

しょうがない、子供二人からの制止は無視できん

「君は？」

遠山パパ、目つき、怖い、泣くよ!?
小学6年生に向けて良い目線じゃないよ!?

「……工藤、A君やろ?」

『ぇ…』

服部パパ！？なんで知ってんの！？
エスパー！？
こ、怖え、

『ぇ、と…』

「工藤優作氏とは旧知の仲…君のことも知っとった」

なるほど、びびった
義父さん顔広いからなぁ。

『義父さんがいつもお世話になってます、』

とりあえずごあいさつしとこう。

「見たところ、うちの馬鹿息子を保護してくれたんやろ、おおきにな」

「……息子に馬鹿はないやろ」

『いえいえ、
迷子の子供を助けるのは当たり前のことですよ、』

「………迷子ちゃうし」

さっきから平ちゃんが小声でツッコミ入れてんのがかわいいんですけど。

「そうやったんか、睨んでしもてスマンかったなぁ」

『いえいえ、そんな…!?』

え、え、頭ぽんって、頭ぽんってされた

めっちゃいい人やん!!(唐突の関西弁)

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