196 ページ5
(2021年)
Carat達にオフラインで会うために準備をしていたコンサートが、オンライン配信になることが決まってそれの準備が本格的に始まる。ユニット曲はもちろん、ライン別のユニット曲も披露する予定で。
『あー！可愛い〜！！！！』
今回マンネズは子役の子達と共に曲を披露する予定で、それを知って全然関係ないのに練習室にお邪魔している。
SG「あれ？ヌナなんでいるの？」
『会いに来た』
DN「僕たちに？」
『ううん。子供たちに』
DN「そっちなんですね」
小さい子は無条件に可愛い。みんな何歳かと聞けば、「7歳」や「8歳」や口々に答えてくれるし、「ヌナにも飴あげる！」と飴までくれて。
『ヌナもプレゼントある！みんなにお菓子買ってきたよ〜』
SG「あ！お菓子作戦はずるいぞ！」
『みんなの分も持ってきたけど、没収ね』
SG「ウソウソ！それはウソだよ！やだなぁ、ヌナってば。今日も世界一綺麗だよ」
スングァンはわたしを後ろから抱き締めるとニコニコと微笑みながらそう言う。「あ、やっぱりここに居た」練習室の扉が開いて、顔を覗かせたのはミンハオ。
VN「ヒョン、どうしたの？」
MH「迎えにきたんだよ、僕の友達を。練習中なのに、ダンスができないからって逃げ出した友達を」
『え！わたしまだここに居たい！みんなの練習見届けてから練習再開する！』
MH「ダメだよ。今日この後ミンギュと僕が個人スケジュールあるから、今やらなきゃって言ったでしょ」
『だってみんな怖いもん…！ああ…、癒しが欲しい…！みんなのこと連れて行きたいぃ…！』
ミンハオはわたしを真剣な表情で見つめる。『なに…？』何も言わないミンハオに声をかけてみれば、ミンハオは、ん？と首を傾げて眉を下げる。
MH「そうなんだね。Aは友達より弟を選ぶんだ…」
『え！？』
MH「僕はこんなにもAのことが好きなのに、Aは弟達の方がいいんだね」
少し拗ねたように口を尖らせるミンハオ。
『わ、わたしは明浩のことも勿論好きだよ…！？』
そう言えば「じゃあ…」とわたしの肩に手を置いてさっきまでの顔がウソみたいに笑顔になって。釣られて思わず笑えば、ミンハオは続ける。
MH「僕達と練習しに行くよね？」
『…騙された！！！』
MH「人聞き悪いなぁ。ほら、行くよ〜！」
『あー！！！スングァナ〜！ハンソラ〜！チャナ〜！助けて！！！』
SG「ヌナ、また明日ね」
『裏切り者ぉ！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 528人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yz_dk_(プロフ) - エルさん» コメントありがとうございます！わたしも自分でこの作品を描きながら「いや、そこはドギョミが行かないと！」と思うことが多々あります（笑）これからも変わらず応援していただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします^_^！ (2022年4月28日 20時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます^_^ドギョムとキーの互いに大切に想ってる距離感がすごく心地よく、その一方で、ドギョマ〜いけー！たまには！笑と勝手に妄想してみたり。細かいココロの描写が素敵だなぁと^_^これからも楽しみに更新まってます！ (2022年4月26日 22時) (レス) @page9 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚紀
| 作成日時：2022年4月22日 16時
