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(2021年)
AAAの受賞式。たくさんの方が表彰される中、次に発表されるのは“ベストプロデューサー賞“。心のどこかでこういう賞はウジが選ばれてほしいなと思っていたし、多分他のみんなもそうだと思う。実際に隣にいたスングァンが「この賞は우지 형が取ってくれたら嬉しいよね」と微笑む。それに同意するように頷いていれば、ベストプロデューサー賞の発表が始まった。
「AAAベストプロデューサー賞受賞者は…」
この時間って変に緊張しちゃうよね。みんなもソワソワと、ウジが呼ばれるのでは無いかと、何度もウジの方を見ているけど。当の本人は少し余裕も感じるぐらいに、冷静にただ真っ直ぐ前だけを見ていた。
「ウジさん！おめでとうございます！」
ウジの名前が呼ばれ、みんなびっくりしたように立ち上がる。ホシに関しては声まで出ちゃってるし。でも本当にびっくりして、ウジ本人は知っていたのか否か。堂々とメインステージへ向かっていた。
*
『オッパ！おめでとう！知ってたの？』
WZ「あぁ。聞いてた」
『なんで教えてくれなかったの！』
HS「そうだぞ！教えてくれないからびっくりしすぎてすごい声出たよ！」
WN「そうじゃなくても叫んでたけどな」
WZ「まぁ…、秘密の方が面白いかなって」
そう言ってウジは満足げに微笑んだ。そうだ、ウジはこういう人だ。
『わたしが賞取る日が来たら、オッパには内緒にして受賞式に出ちゃおうっと』
WZ「無理だな。キーは絶対真っ先に俺らに報告するよ」
実際その通りだと思う。ウジの言う通り、本当にそうなった時は嬉しくて報告してしまうんだろうな。ウジはわたしのことをわかっていて、見透かしたような目でこっちを見つめていた。
『オッパはズルい』
WZ「何がだよ」
『なんでも』
WZ「なんだよ、それ」
『なんでも！オッパ、写真撮ろう。わたしのオッパは凄い人なんだってみんなに自慢するから』
WZ「それなら、俺の妹も凄い人だって写真載せるぞ」
『………そういうところもズルいよね』
WZ「だから何がだよ」
普段はそういうことを恥ずかしがって言わないのに。こんな時にはしっかりと言葉にしてくれる。そんなウジはただただズルい、でも尊敬する大切なお兄ちゃんだ。
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yz_dk_(プロフ) - エルさん» コメントありがとうございます！わたしも自分でこの作品を描きながら「いや、そこはドギョミが行かないと！」と思うことが多々あります（笑）これからも変わらず応援していただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします^_^！ (2022年4月28日 20時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます^_^ドギョムとキーの互いに大切に想ってる距離感がすごく心地よく、その一方で、ドギョマ〜いけー！たまには！笑と勝手に妄想してみたり。細かいココロの描写が素敵だなぁと^_^これからも楽しみに更新まってます！ (2022年4月26日 22時) (レス) @page9 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚紀
| 作成日時：2022年4月22日 16時
