・ ページ31
*
カムバック準備に本格的に入り出した頃。事務所からメンバー全員会議室に呼び出された。一体なんだろうか、そう思いながら事務所に集合する。
「今この状況下で、ずっと海外活動がストップしてるよね。事務所としては海外活動を再開させようという話が出た。そこで、9月から年明けまでジュニとミョンホには中国で活動をしてもらおうと思ってる。それに、長い間家族と過ごす時間も無かっただろうから、いい機会だと思うんだ。2人がいない間は、12人での活動してもらう予定だ」
『カムバック中も、ってことですよね』
「うん。そうなるね」
SC「なぜそれにキーは含まれないんですか？」
そう言ったエスクプスの言葉を聞いて、渋い表情を浮かべるスタッフさん。「今回は中国での活動がメインだと、…上からそう言われてるんだ。申し訳ない」スタッフさんの判断ではないのに、頭を下げてくれて申し訳ない気持ちになった。
事務所の判断にNOは言えないのは100も承知だけど、やはり一緒にカムバックを迎えられないことは悲しいと思う。でも長い時間韓国に居て、家族と充分に会う時間も無かった2人だから、今回は明るく送り出してあげたい。だって、永遠のお別れではないのだし。たかが3ヶ月、されど3ヶ月。
JH「そういう時間も大切だと思う」
SG「僕もそう思うな。ヒョン達がそうやって過ごす時間も大切だよ」
JH「うん。僕が今言ったね？」
SG「あれ？」
そんなスングァンとジョンハンのやりとりにみんな笑っているのに、少しだけ寂しくなってしまうわたし。この気持ちはバレていけないと思っていたのに、わたしの隣にいたミンハオは少し眉毛を下げてわたしの頭を優しく撫でた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 530人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yz_dk_(プロフ) - エルさん» コメントありがとうございます！わたしも自分でこの作品を描きながら「いや、そこはドギョミが行かないと！」と思うことが多々あります（笑）これからも変わらず応援していただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします^_^！ (2022年4月28日 20時) (
レス) id: 20f64ffb2b (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます^_^ドギョムとキーの互いに大切に想ってる距離感がすごく心地よく、その一方で、ドギョマ〜いけー！たまには！笑と勝手に妄想してみたり。細かいココロの描写が素敵だなぁと^_^これからも楽しみに更新まってます！ (2022年4月26日 22時) (レス) @page9 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚紀
| 作成日時：2022年4月22日 16時
