Who am I ？ 6 (ページ47)

今日:40 hit、昨日:238 hit、合計:153,689 hit

161 ページ47

(2019年)

マネージャーから、「そろそろインスタの更新をしましょう」と言われた。正直、自撮りが下手だと言われているわたしなので、お察しの通りだと思うけどSNSが苦手だ。だからこそ避けてきていたのだけど。

「最近インスタの方は投稿をしてないからコメント欄にキーさん宛てのコメントが多いんですよ」
『分かりました…。とりあえず何か載せられるか探してみます』

どちらかといえば、ツイートをすることは多くその時は自撮りを載せていたんだけど、インスタに自撮りを載せるのはなぁ…。どうしようか。そう思いながらスマホのカメラロールを漁る。

DK「何してるの？」
『うーん、写真探し中』
DK「写真？」
『うん。インスタそろそろ更新してくださいって。わたしが更新最後にして多分…、半月？いや、もっとかな。それぐらいは過ぎたから、Carat達が待ってるんだよね。でも、良い写真がないからさ』
DK「あー、そういうことか。写真かぁ」
『それでフォルダを見てたんだけど、見て。わたしの写真、隠れてご飯食べてたところが見つかった写真しかない』
DK「むしろなんでそれならあるの」

ドギョムはいつものあの笑顔で声を出して笑い、「正直、Aならどんな写真だろうが、アップしてもCaratは喜ぶと思うよ」と続けた。

『うん。わたしもそう思う』
DK「じゃあ、なんでも良いんじゃないの？」
『どうせならインスタは彼女感のある写真を載せたい』
DK「それクプスヒョンと同じこと言ってるよ。ヒョンの場合は彼氏感だけど」
『そうなの？知らなかった！え？てことは、わたしもインスタの才能あるってことか…！』
DK「うん。僕ね、キーのそういうところが好きだよ」

彼女感のある写真とはいえ、最初に載せたのは隠れてお菓子を食べているところが見つかった写真だったけど、ほら。“一緒に暮らしてる彼女がダイエットしてるからお菓子は食べないって言ってたのに、誘惑に負けて隠れて食べてているところを見つけた時の可愛らしさ”というようなテーマだったけど、それが伝わっているかどうかは置いといて。

DK「あ、じゃあ！僕が撮ってあげる。彼女感のある写真でしょ？任せてよ」
『え、いいの？』
DK「うん。今日練習終わったら一緒に出掛けよう」
『うん！ありがと！』

それからわたしのインスタ投稿のほとんどがドギョムが撮ってくれた写真になるんだけど、それはまだ少し先の話。