Who am I ？ 6 (ページ15)

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(2019年)

根本は水色、毛先は青のグラデーションで染められた髪を簡単にツインテールに束ねて空港に向かう。春だし、ツアータイトルもHARUだからピンクにでもしようかと思っていたけど、ピンクはデビュー前の大切な思い入れがあるから、もう少し置いておくことにした。だから今回もまたお気に入りでもあった青のカラー。これをすると肌の色も白く見えて良いんだよね。ツアーが終わって少ししてから日本での初シングルを出す予定もあって、そのときは青髪にしようと話し合っていたから先駆けてみたのもある。

明日からは日本で数日を過ごす。わたし自身もあまり行ったことがない福岡。楽しみだな。

*

福岡に来て自由時間を与えられたわたし達はみんなで福岡観光。海に行きたいというメンバーもいれば、福岡で遊びたいというメンバーもいて、わたしは海を見に行くメンバーに着いて行くことにした。

JH「福岡は来たことあるの？」
『うん。中学生の頃の修学旅行で一回だけ。でももう何したかも忘れちゃったな。あんまり覚えてないや』
MH「僕はこんなに海が綺麗だって思ってなかった」
『日本は海に囲まれた島国だからね。綺麗なところいっぱいあるよ。今度行く沖縄の海が1番綺麗かもしれない』
MH「Aの故郷には素敵なところがいっぱいあることに、日本へ来るたびに気付かされるよ」
『ふふっ、そう言ってもらえて嬉しいな』
MH「A」
『うん？』
MH「ここに立って。写真撮るから」
『分かった』

ミンハオに言われた通りに立ってみればミンハオの持つカメラのシャッター音が響いて、それに合わせてポーズを取れば「いいね！」とカメラ火事に微笑むミンハオの姿が見える。

JH「ミョンホヤ、僕らの存在忘れてもらっちゃ困るよ」
JS「そうそう。僕らありきで撮ってもらわなきゃ」

そう言ってジョンハンとジョシュアはわたしの肩に腕を回す。ミンハオは少し呆れたような、でも笑顔で「こういう時のヒョン達って本当に怖いよね」なんて言っていた。