my princesses２ (ページ38)

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第六十一話ページ38

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コンサートに向けての練習にも本格的に参加し出すと、鈍っていた身体に鞭を打つようなそんな感覚。

『チャナ、一回休憩させてくれない？』
DN「ヌナ、ここのパートまではやってほしいんだけど？」
『本気で言ってる？』
DN「うん」
『うん…』

ディノによるスパルタレッスンを見てケラケラと笑っているのはジョンハン。

『ユンも一緒にやる？』

そう聞けば「ヤダ〜」と言い、そそくさと退散する。

『ユンも連れてきてよ、チャニヤ』
DN「えー、やだよ。ジョンハニヒョンには、本気で怒られそうだし」
『もしかしてわたしのことは怖いと思っていない…？』
DN「うん、ヌナは怖くないよ。ね？ボノニヒョン」
VN「うん。ヌナは特に怖くないね」
『おっと？年長者の威厳が無いな？』
DN「それぐらい僕たちと近くて優しい存在ってことですよ」

なんてウインクしながら言うディノに、少し呆れながらも笑ってしまった。

DN「ソリにも聞いてみて、同じこと言うと思うよ」
『まぁ、良いんだけどね？気にしてないし、年齢とか』
VN「ヌナ、来年には26歳だしね」
DN「わ、26歳なんだ〜！」
『…うん、今それを言いますか？君たちは』

26歳になってしまうことにショックを受けながら、項垂れるわたしに2人は笑い出して、『ヤ〜！』と言えばまた笑う。

DN「あ、Aヌナってば。もう休みすぎです！ほら、やりましょう！」
『ヤダ、もう無理。ヌナ動けません』

不貞腐れてゴロンと床に寝転がるわたしに「起きてよ〜」と揺するディノ。練習室に入ってきたウジは心底変なものを見るような視線を向ける。

WZ「何してんの…」
『あ、ジフナ！助けて！マンネ達がヌナを虐めてくる！』
WZ「なんて？」
VN「僕たちがヌナは来年26歳だねって言っただけだよ」
WZ「ああ。…ソリには逃げずにやれって言ってたし、ヌナもファイティン」
『あっ！裏切ったな、ウジヤ！こら！帰ってきなさい！』

起き上がった拍子に、ディノに捕まってしまって。どうやらスパルタレッスン再開みたいです。