my princesses２ (ページ16)

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第四十六話ページ16

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SR「オンニ、」

ホシが抱きついて、それに続くようにスングァン、ドギョム、ディノ、そしてミンギュ。そんな様子を心配そうな表情で見るシューリン。

『シュリア、おいで？』

微笑みそう言えば、シューリンも勢いよく抱きついて、おしくらまんじゅうのように団子状態のわたし達を見て他のメンバーも笑っていた。

『わたしって愛されてるね』

隣にいたジョンハンにそう言えば「何を今さら」という表情を見せていたけど。

それと同時にごめんという気持ちがさらに大きくなった。こんなにも心配と迷惑をかけて。泣いているメンバーを見つめながら、フッと息を吐き出した。

それを見逃さなかったジョンハンは、ゆっくりと頭を撫でる。

みんなが少しずつ離れて、少しずつ泣き止んでいく中で、シューリンだけは今だに泣き続けていて、右手を頬に添えた。

『オンニのことで最近、泣かせてばかりでごめんね』
SR「ううん」

親指で涙を拭う。シューリンは少し擽ったいのか目を細めた。

SR「わたし…」
『うん』
SR「オンニのこと傷つける人は、絶対に許せない。けど…！」

ビー玉のような綺麗で大きな涙を溢れさせながらも、そう言ってそんな様子を見ながらスングァンが後ろから大きく頭を撫でる。

SR「無事で居てくれたから。それは本当に良かったと思うし」
『うん。そうだよ。わたしは無事だし、こんなにもみんなに心配かけてしまったけど、元気だから。オンニはシュリイが笑っているところが見たいな』

そう言うとシューリンは態とらしく泣いているのに笑ってみせた。