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二の七 ページ20

悩んだ末

『ええよ。忘れても』

皐月は迷いなくそう言った

一「そんなあっさり決めてしまってよいのですか??」

一期も皐月の迷いのなさに

不安を感じた

鶴「そうだぞ、もっと考えた方がいーんじゃねーか?」

三「、うむ、俺もそう思う…。」

刀剣男士も皆がそう感じた

『楽しかった過去が残るなら問題ねぇ。辛い過去は覚えてても嬉しくねぇだろ?』

皐月は笑顔でそう言った

ク「確かにな。だが楽しい過去ばかりが残るとは限らないんだ。皐月の場合は、消すことが難しい過去もあるかもしれない。」

シ「それに、今まで知らなかった過去を思い出すことになるだろうな。」

二人は

それでもいいか と 皐月に言った

『…別にええ。今更気にはせーへん。』

皐月は 本気やで と

最後に付け足した

ク「分かった。皐月を信じるぞ、」

シ「俺もだな、」

そう言うと二人は

皐月を外へ呼び出した

『部屋では出来ねぇのか?』

ク「出来ないこともないが一応な。」

クロがそう告げたあと

シロは抜刀し、それに続き

クロも抜刀した 。

一「いったい、何を……」

三「さてな……」

鶴「過去を…消せるのか……」

そつ呟いたのは襖から除く3振りの

刀剣男士だった 。

ク「過去に囚われた少年に」

シ「今の運命ここにありと」

「「告げるは神の導きか…」」

二人がそう発した瞬間

白い煙のようなものと

黒い煙のようなものが

皐月のもとへとんできた 。

『……! ぅわッ……!』

煙は皐月の体を包み込み

パッと消えてしまった

一「今のは……」

ク「体に変な症状とかはでてないか?」

『……ない…けど 頭がー。』

シ「まぁもう少ししたら治るさ!」

そう言ったシロの表情は

いつも通りだった 。

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作者名:ぱすてる | 作成日時:2017年10月8日 14時

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