怖いもの知らずとブラック本丸 (ページ13)

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二の弍ページ13

悪に手を染めても。

皐月の心は本物だった。

「…主…」

言葉を発したのは白い青年だった

「… ！鶴丸！なぜお前がそっちにいる！」

『…鶴丸？』

「こいつのことだろ」

そう言ったのはシロだった

『………そーゆことか』

皐月は何かに納得をした後に

審神者に向かって言った

『こいつは、俺についてくる、そう言ったんだよ。悪いな、』

「……馬鹿か、こいつらは人間が嫌いなんだよ、てめぇみたいなやつに、付いていくはずがないだろ」

審神者は余裕の笑みを向けてきた

『まぁ、あんたの事は嫌いだろうな。』

しかし皐月にはそんな笑みは関係ない

ルーズな性格で面倒くさがりだが

常に曲がることのない、思いをもつ

それが皐月だから

「、俺のことが嫌いなわけないだろう？なぁ鶴丸？」

「…………それはだな」

『だからよぉ？こいつは嫌いだっつってんのおっさん馬鹿か？』

「……そんなわけ、あるか…！なら一期、お前はどうだ？なぁオレの事好きだよな？？」

審神者はゆっくりと

青髪の青年に近づき問いかける

しかし皐月はその一瞬も見逃さない

青年の顔色、震え、そして小さな隙も

『GAME OVER』

皐月がそう発した瞬間

部屋の中に赤いものが広がった。

「…！なぜ…だ…」

『隙ありだ。あんたもお前も』

青年と審神者に向かってそう言った

「……俺が…死ぬのか…」

『そうやで、つーか、ずっとそう言っとるやろ。学ばんかい。』

「…なぜ……簡単に……人を…殺せるんだ…」

審神者は最後の力を出し切るかのように

聞いてきた

『守ろうと思ったから。お前みたいに好き勝手殺す人間や、ない。自分の心に硬い決意があるからできるんや。』

「……俺は…間違って…ない…」

審神者はその一言を置いて息絶えた。

『こいつめんどくさ。』

「皐月ほどじゃ、ない」

「皐月よりはましだな～」

クロとシロはそう言って笑った

『お前ら後で覚えとけ？』

皐月も笑った。

「…あんたら全員めんどくさいぞ」

鶴丸と、言う名の全員も笑った

少しだけそこには明るい空気が流れた

「…………人間にも…こんな怖いもの知らずは…いるのですね……」

青髪の青年はそう言って刀をしまった

_я_я_я_я_я

やっと前任が。

長かった。

次回から多分刀剣男士たくさん出る

口調とか変になっても

許してくれる人向け