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「お待たせー」
「ん、支度終わった？」
「うん。着る物悩んじゃって、ごめんね待たせて」
「姉ちゃん綺麗なんかだら何着たっていいよ別に」
「……スニョンに彼女出来ない理由が分かんないんだよなぁほんとに」
「姉ちゃん何言ってんの……？」
「ううん別に」
土曜日。
スニョンの知り合いの開店祝いの為にいつもより少しキレイめに身支度を整える
普段着ないワンピースを身につけたおかげか、なんとなく恥ずかしさが残る。
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着いたお店は、ドラマに出てきそうな高そうなレストラン。
「……ここに入るの？今から」
「そう。 ……見た目高級レストランだけど中は普通だからそんな緊張しなくていいよ」
「……いや、この見た目から "普通" が想像出来ないんだけど。 大丈夫？こんな格好で、もうちょっとなんか正装した方が良かったんじゃない？」
「いいんだって別に。 行くぞー」
いいのか悪いのか、店内はスニョンの言う通り普通のレストランだった。
スニョンの知り合いでお店のオーナーに挨拶した後、満席だからと待つように言われた。
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「姉ちゃん、俺トイレ行ってくるから待ってて」
一人で座るには広過ぎるソファーに腰かけ、ぼーっと待ってると
「……A、さん？」
ふいに名前を呼ばれた。
驚きつつ、どこか聞き慣れた声の方へ向くと
「スンチョルさ、え……え？！」
常連さんが居て、驚きのあまり変な声が出る。
「何でここに……。 あ、Aさんは誰かと……？」
「え、あ、はい、まぁ……」
友達と来ていたのか、常連さんの後ろから来た人達と話し込む。
「え、めっちゃ綺麗なんだけどお前知り合いなの？」
「やースンチョラ、知り合いなら紹介しろよ」
「……いいから、ちょっとそっち行ってろって」
「何だよみずくせぇな、後で紹介しろよー」
常連さんに軽くあしらわれた友達たちは、私にぺこりと会釈をして店の奥に進んで行った。
突然の常連さんに驚き呆気に取られつつも軽く会釈。
その場に残った常連さんはゆっくりソファーに腰掛けた。
隣に座る常連さんがやけに近く感じて、鼓動が早くなった気がする。
常連さんと距離を離そうにもソファーの端に座ってた私は行き場がない。
「……あ、ここのオーナーと知り合いで、さっきの二人も共通の知り合いで」
「あっ、はい、なるほど……」
何を話せばいいのか分からないでいると
「A」
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ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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tyai - 本当にいつも素敵なお話をありがとうございました！ずっとだいすきです💓 (2023年4月2日 14時) (
レス) id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ももこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とにかく大好きで何回も読み直してます… すんちsideの話はもちろんですが、じすはんに冷やかされて嫉妬して拗ねる話がみたいです笑 (2023年3月30日 14時) (レス) id: 7eba4932cc (このIDを非表示/違反報告)
yuikuma965(プロフ) - すごくキュンキュンしました！私もこんなふうに追いかけられたい…笑短編集、嫉妬とかみてみたいです(´∀｀) (2023年3月30日 2時) (レス) @page46 id: 1a04ea6328 (このIDを非表示/違反報告)
くす(プロフ) - お疲れ様でした(>_<)続編も楽しみすぎて、夜も寝られません、、、ご無理のない程度に更新楽しみにしてます！！！！ (2023年3月30日 0時) (レス) @page46 id: 1558d9da93 (このIDを非表示/違反報告)
diva05(プロフ) - このお話すごい好きです！恋人になった後の2人の関係性や、そうなってからの夜のお話も見てみたいです。 (2023年3月29日 19時) (レス) @page46 id: d2c25335f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MIE | 作成日時：2023年3月13日 1時
