story902 ページ30
章大side
章「……もう鎮静剤入れちゃおか。
あまりにも可哀想やわ…っ…」
おれが、検査しようってお願いしたから…
Aがこんなに、辛い思いをしてる。
必要なこととはいえ可哀想で…。
隆「…今から眠くなるお薬入れるからね。
もう怖いことないから。
起きたら全部終わってるよ。」
「っ、…やだっ……やだぁ…っ…(泣)」
隆「っ、…ごめんな……」
マルが点滴からゆっくりと鎮静剤を投与する。
章「A…何も心配しなくてええからね。
眠くなってくるから、寝ちゃってええよ。(撫」
「んっ…んっ…やだぁ……(涙)」
隆「大丈夫、大丈夫…
俺も章ちゃんも傍におるからね。
安心して大丈夫やで〜(撫」
少しでも安心させてあげたくて、
マルと一緒に必死に頭と身体を撫でる。
少しすると目に涙を溜めたまま、
眠りに落ちていった。
閉じられたAの目から
涙が一筋、頬を伝う。
章「…よし、落ちたな。
ちょっと体制整えようか。」
その涙を指で拭って、
マルと二人でAの身体を動かし
検査をするときの体制にする。
章「右側が下ね。…そうそう。もうちょい。
膝は少し曲げて…左足を前に出して…」
鎮静剤の影響とはいえ、
意識のないAを見ると怖くなる。
この子を失ったらどないしようって…
…あかんあかん、
おれが弱気になったらあかんな。
章「……よし。
そしたら検査始めてくね。
マル、Aの様子見てて。
もし苦しそうやったり痛がったりしたら
鎮静剤追加したげて？」
隆「うん、了解。」
マルがAの肩と足に軽く手を添える。
章「……ほな、始めます。
A〜おしりからカメラ入るよ〜
ちょっと気持ち悪い感じするで〜…」
深呼吸を一つして、
検査用ズボンの穴から内視鏡を入れていく。
モニターを見ながら少しずつ、少しずつ…
「んんっ……(涙)」
章「…目ぇ覚めた？」
Aが声をあげて、モゾモゾと動いた。
隆「…いや、多分かなり混濁してる。
もう少しこのまま進めてみてもええかも。」
章「わかった。
もし痛がるようやったらすぐ教えて。」
…絶対苦しくないように検査したげるって
Aと約束したからね。
「んんっ……やぁ〜……(涙)」
隆「A〜大丈夫、大丈夫。
怖いのないよ。寝てて大丈夫やからな〜(撫」
「んん……(涙)」
やっぱり不快感は
無意識に感じるとるみたいやな…。
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りり - リクエストします ママが妊娠して出産するところまで見たいです (2023年3月31日 9時) (
レス) @page50 id: 1bce1dadc2 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - お久しぶりです。長くなりましたのでボードお邪魔しました。お時間ある時にお願いいたします (2023年3月13日 21時) (レス) id: 77a13ab7b6 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 先生方は膀胱鏡や肛門周囲腫瘍の治療、意識ありの尿カテのお話が見たいです！よろしくお願いします！！ (2023年3月10日 21時) (レス) @page50 id: c99e22a011 (このIDを非表示/違反報告)
あや - いつもお話楽しく見させていただいています！ママが事故にあってしまい、足の激痛リハビリを受けるお話を見たいです！また、イレウス管や卵管通水検査、経膣エコー、腎生検、骨折徒手整復、胸腔ドレーン、気管支鏡、脱臼のお話を見たいです。 (2023年3月10日 21時) (レス) @page50 id: c99e22a011 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - あまりのぐずぐず具合にちょっと困りながらも、村上先生持ち前のトーク力？説得力？を存分に発揮してる所を見たいです！ (2023年3月9日 15時) (レス) id: 034d4371b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2022年11月19日 18時
