story899 ページ27
章大side
結局その日は
Aから答えは返って来なくて…数日後。
「しょう、ちゃん……(涙)」
章「んー？」
「…っ、…うける……けんさ……(涙)」
章「……うん。ありがとう。
よく決心してくれたね(撫」
この数日間、ずっと思い詰めていたA。
たぶん心の中ではもう気持ちが決まってて…
何度か、伝えようとしてくれたんやと思う。
なかなか言葉にできなくて…
“なんでもない…”で何回か誤魔化してるの、
気付いてたよ。
けどおれからはあえて何も言わないで
Aから伝えてくれるのを待ってた。
「っ、…でも…っ…ｸﾞｽｯ…
がんばれない、かも…っ…ｸﾞｽｯ…
やっぱいや…って、ﾋｯｸ…いっちゃうかも…(泣)」
章「…大丈夫。頑張れるように支えるよ。
一人で頑張ろうとせんでええからね。
一緒に頑張ろ？(撫」
「…っ、…ﾋｯｸ…(泣)」
章「泣かんの〜大丈夫、大丈夫(撫」
怖いことを頑張る、って
かなり勇気のいることやし、不安で当然。
章「…何も心配しなくて大丈夫。
ぜーんぶおれに任せて？な？」
「っ、…ｸﾞｽｯ…章ちゃ……っ…(泣)」ｷﾞｭｯ
…この前、おれに怯えるようにしながら
マルに抱きついたの、
仕方ないと思いつつ結構ショックやってんで？
今回おれは、
Aが甘えられる対象やないのかなって。
でも…
章「…だーいじょぶ。
そない怖がらんといて？」ｷﾞｭｯ
「んん……(泣)」
素直に甘えてくれて、安心した。
Aの検査予定は、
マルのお休みに合わせて組んだ。
心「…こはる、おねつないよー？」
「…っ、…」
夜ご飯をAに合わせてみんなお粥にしたら
心陽が不思議そうな顔。
Aは自分だけお粥を食べるから
みんなは普通のご飯でええって
言うてくれてたんやけど…
それって、何か寂しいやん。
章「…ごめんなぁ。
パパが急にお粥さん食べたくなってん。
みんなおそろいの方が美味しいやろ？」
心「うん！みんないっしょ！」
お粥とかお豆腐とか
白くて味気のないメニューでも
心陽はニコニコご機嫌さん。
その姿にAも一時だけやけど
検査への不安を忘れられたみたい。
章「…寝る前にこのお薬飲んでな。」
「……うん…」
錠剤の下剤と、
あとはきっと緊張で眠れへんやろから軽めの睡眠薬も。
章「…おいで？」
「ん……」ｷﾞｭｯ
睡眠薬の効果か、
ギュッてして背中をとんとんしてると
何とか眠れたみたいやった。
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りり - リクエストします ママが妊娠して出産するところまで見たいです (2023年3月31日 9時) (
レス) @page50 id: 1bce1dadc2 (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - お久しぶりです。長くなりましたのでボードお邪魔しました。お時間ある時にお願いいたします (2023年3月13日 21時) (レス) id: 77a13ab7b6 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 先生方は膀胱鏡や肛門周囲腫瘍の治療、意識ありの尿カテのお話が見たいです！よろしくお願いします！！ (2023年3月10日 21時) (レス) @page50 id: c99e22a011 (このIDを非表示/違反報告)
あや - いつもお話楽しく見させていただいています！ママが事故にあってしまい、足の激痛リハビリを受けるお話を見たいです！また、イレウス管や卵管通水検査、経膣エコー、腎生検、骨折徒手整復、胸腔ドレーン、気管支鏡、脱臼のお話を見たいです。 (2023年3月10日 21時) (レス) @page50 id: c99e22a011 (このIDを非表示/違反報告)
きき(プロフ) - あまりのぐずぐず具合にちょっと困りながらも、村上先生持ち前のトーク力？説得力？を存分に発揮してる所を見たいです！ (2023年3月9日 15時) (レス) id: 034d4371b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2022年11月19日 18時
