story866 ページ41
章大side
亮「準備してくるからちょっと待ってて。」
場所を処置室に移動して、
りょーは準備のために一旦出て行った。
ベッドに腰かけてうつ向くマルは
緊張からかさっきよりも表情は暗くて…。
章「…大丈夫。
きっとすぐ終わらせてくれるよ？」
隆「ん……
すぅーー……はぁーーー……っよし…」
マルは深呼吸を一つして、覚悟を決めたように
服を脱いでベッドにうつ伏せになった。
準備しててな、って
りょーには言われてへんかったのに…。
章「…偉いなぁ。
このタオル借りてもええんかな〜」
処置室に置いてあったバスタオルを
マルの背中にそっと掛ける。
章「…そんな枕に顔ぎゅってしたら
苦しくなってまうよ？」
隆「……ん…」
こんなに口数減るなんて…
かなり怖い気持ちを我慢してる証拠。
顔は枕に埋めてるから見えへんけど
ちょっとだけ肩が震えてて…
章「…大丈夫。大丈夫やからね。
ゆっくり深呼吸してよなぁ？」
痛いところ触らんように気を付けながら
そっと背中を擦る。
亮「……おっ、もう準備できとるやん。」
戻ってきたりょーは
ベッドに横になってるマルを見て
ちょっとだけびっくりしとった。
りょーの手にはこれから使うと思われる
局麻の注射やメスの入った銀色のトレイ。
亮「…ほな早速始めよか。」
隆「(ﾋﾞｸｯ)…っ、…(涙)」
りょーの声やったり、
トレイを置いたガシャンって音やったり、
そういうのんに敏感に反応してビクッてなって…
見てて可哀想になってくる。
亮「タオル捲るな？」
隆「…っ、…(涙)」
りょーもきっと気付いてるんやろうけど、
早く恐怖から解放してあげたいと思ってるのか
どんどん先に進めてく感じで…
章「…まーる？
息苦しくなっちゃうから左側にお顔向けよ？」
りょーはマルの身体の右側に立ってるから
見えないように反対側向いた方が…
って思ったんやけど、
マルは小さく首を横に振っただけやった。
章「…そのままでええの？」
隆「…っ、…(涙)」ｺｸﾝ
章「そっか…(撫」
亮「消毒してくからな。
触るからちょっと痛いで？」
隆「(ﾋﾞｸｯ)うぅ…っ…(涙)」ｷﾞｭｯ
痛むのか、枕を握る手にぎゅっと力が入る。
ちょっと触っただけでも痛みがある場所に
これから麻酔なんて…考えただけでもめっちゃ怖い。
章「頑張れ、マル…っ…」ｷﾞｭｯ
枕を握る手に、そっと自分の手を重ねた。
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るなりんご(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» ありがとうございます！楽しみにしてます😆19の方も読ませてもらってます！リクエストも更新もゆっくりで大丈夫なので、待ってます🫶 (2022年11月22日 21時) (
レス) id: 8f6ebb80d1 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - るなりんごさん» 初めまして！お返事遅くなってごめんなさい💦心陽ちゃんの内科検診のお話、了解しました！移行したら�海里匹海�で書かせていただきます！リクエストありがとうございました☺️ (2022年11月19日 12時) (レス) @page48 id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
るなりんご(プロフ) - はじめまして！医療小説が好きで、いつも読んでます！リクエストなんですけど、心陽ちゃんの幼稚園or小学校に、内科検診でマルが来て、心陽ちゃんを膝の上に乗せて泣き止ませて説得しながら診察をしてもらうという…。伝わりますかね？ぜひお願いします！ (2022年11月4日 9時) (レス) id: 7d111642ca (このIDを非表示/違反報告)
琴子(プロフ) - ∞ゆず丸∞さん» こんばんは😃🌃やったー❗ありがとうございます、楽しみにしてますね。すみません…毎回…。また✋ (2022年10月25日 22時) (レス) id: 77a13ab7b6 (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - 琴子さん» 琴子さん、お久しぶりです☺️�韻妊灰瓮鵐箸い燭世い紳膓鏡萓犬販瓦�んのお話、�海能颪�予定でおりますのでお楽しみにしていただければと思います！ボードのお返事はお気になさらず✋ (2022年10月22日 9時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2022年7月14日 21時
