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あなたside
「もしもしっ」
翔『もしもし、まるや…じゃない安田さん？
栄翔が丘高校の櫻井です。』
「あっ、櫻井先生っ…こんばんは。」
心陽が体調を崩して休んでから、
櫻井先生は何度か電話をくれてた。
翔『心陽さんの様子、どうかな？』
「体調の方は、だいぶ良くなってきました。
喘息の症状も落ち着いてきましたし…
…ただ……」
翔『……ただ？』
「入学して、
間もない時に休んでしまったので
クラスに自分の居場所が
ないんじゃないかって…
みんなに置いていかれるんじゃないかって
すごく不安に思ってるみたいなんです。」
前に櫻井先生から電話来たとき
聞いてみたんだ。
”心陽、周りに馴染めてないんですかね？”
って。
でもその時櫻井先生は
「僕が見てる限りでは
そんな感じはしなかった」
「お昼も一人で食べてることはないし、
誰かと一緒にいる姿をよく見かけるよ」
そう言ってくれて安心した。
翔『なるほどね…』
「その不安がストレスになって
回復も遅くなってるのかもね、って
章ちゃ…夫や兄が言ってて…」
翔『心陽さんの気持ちも分かるな。
最初はみんな同じスタートだけど、
自分だけ休んでしまったら
みんなから遅れちゃってるような
気がするもんね……よし、分かった。
僕の方でもちょっと考えてみます。』
「えっ…考える、って…？」
翔『…あっ、そうそう。
明日の夕方、プリント届けに
お家に伺ってもいいかな？
もし、その時に会えたら
心陽さんの顔を見れたら嬉しいな。』
「分かりました……心陽に伝えておきます。」
翔『ありがとう。じゃあまた明日！』
「………切れちゃった…」
櫻井先生、”考える”って言ってたけど
一体何を考えるんだろう…。
ピンポーン
次の日の夕方、昨日言ってた通り
櫻井先生が訪ねて来た。
「はーい……って、あれ？」
翔「こんにちは^^」
◇「「こ、こんにちは…」」
ドアを開けるとそこには櫻井先生と
制服姿の女の子が二人。
翔「こちら心陽さんと同じクラスの
渡辺夢花さんと、高木玲菜さんです。
心陽さんとよく一緒にいた二人で…」
「あっ…そうなんですね。
こんにちは、初めまして^^
安田心陽の母です。
どうぞ、あがってください。」
翔「いや、すぐ帰るからここでいいよ。」
「寒いのでせめて玄関までだけでも
入ってください(笑)」
先生の考えって…
この二人を連れて来ることだったのかな…？
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∞ゆず丸∞(プロフ) - りのさん» お読みいただきありがとうございました！そう言っていただけて嬉しいですー(><)！これからもお付き合いよろしくお願いします！ (2021年3月1日 20時) (
レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - nさん» お読みいただきありがとうございました！他の方にも何度かお返事してるんですが、今の所心陽ちゃんの他に子供を増やす予定はありません…。もし書くとしたらこのお話を閉じる時…一番最後かなぁと思ってます(._.)申し訳ありません…。 (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まっしゅさん» まっしゅさんいつもお読みいただきありがとうございます！高校生編、手探りでの更新でしたが、楽しんでいただけたようで安心しました(><)これからもぜひよろしくお願い致します(^^)！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - もう！読んでて最高でした！！続きも楽しみです！ (2021年3月1日 2時) (レス) id: 05415d43eb (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 高校生の心陽ちゃんも可愛かったです！幼稚園児になってからでも、いつでもどのタイミングでも構わないのですが、心陽ちゃんに妹・弟が出来て嫉妬(?)赤ちゃん返りしちゃう心陽ちゃんがいたら可愛いなあと思ってます。いつも素敵なお話ありがとうございます。 (2021年2月28日 2時) (レス) id: aceea15e76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2021年1月11日 21時
