story443 ページ6
あなたside
入場行進して、開会式して、体操して。
ヨコちょ先生は早々にカメラを持って
座って見るスペースの後ろのスペース、
ビデオカメラを持ってるお父さんたちが
立って撮影してる所に移動して…
自分の子供じゃないのに、
必死に撮影しようとしてくれることに
じん、と胸が熱くなる。
「…あ、次心陽だ。」
最初の種目はかけっこで
数人ずつ名前が読み上げられて走って…
◇『2コース、安田心陽ちゃん。』
心「はぁーい！！」
「ふふ、元気だ(笑)」
信「おっきい声やなぁ(笑)」
アナウンスで名前が呼ばれると
手を挙げながら大きな声で返事をする心陽。
その姿に自然に顔が綻ぶ。
信「心陽ーーー！！頑張りやーー！！」
「ちょっ、村上先生っ…声大きいっ…(汗」
誰よりも大きい声で応援する村上先生に
ちょっと恥ずかしくなって…
だけどその声に気付いた心陽は
恥ずかしそうにはにかんで、
こっちに手を振ってくれた。
信「…ヨコ、今のちゃんと撮ってるやろな。」
「ふふ、どうだろうね(笑)」
◇「位置について〜…よーい！」ﾊﾟﾝｯ
鉄砲の音でみんな一斉に走り出す。
心陽は、残念ながら私に似たのか
運動神経はあまり良くない。
それに喘息もあるから、
あまり本気で走って欲しくないのもある。
だから、一位なんて取らなくていいから
転ばないでゴールしてくれれば…
それで良いと思ってる。
信「心陽ーー！！頑張れーー！！」
「…っ…頑張れ心陽っ…！」
村上先生につられて
ついつい応援する声が大きくなる。
信「っあー！！おしいな！！」
心陽は6人中4番目にゴールした。
「ううん、4番でもすごいよ！
転ばなくて良かったぁっ…」
私は心陽より喘息の症状が重かったから、
小さいとき走ることは禁止されてた。
だから運動会に出れないこともあったし
出たとしてもだいたいビリで…
あまり良い記憶がないんだ。
だから心陽が、自分の娘が
笑顔で楽しそうにしてることが
すごく嬉しい。
信「……そうか。
俺、お前に走ったらあかん言うてたもんな。」
私の頭の中が村上先生にも伝わったのか、
思い出したようにそう呟く。
「うん。
だから、運動会好きじゃなかったなぁ…(笑)」
信「そらそうよな…。」
「…でも、心陽が今楽しそうにしてくれて
すごく、嬉しい…^^」
信「うん…せやな。(撫」
朝はどうなるかと思ったけど…
本当に、良かった…。
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るん - ご返信ありがとうございます。そうだったんですね！ご無理を言ってしまい申し訳ございません。もし話数が余ったらで全然大丈夫です！ (2021年1月4日 0時) (
レス) id: 748426b65b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - るんさん» コメントありがとうございます！申し訳ありませんが、心陽ちゃん高校生編へのリクエストはだいぶ前に締め切らせていただいてるんです…。今お話を作っている最中で、もし話数が余ったら書かせていただく、という感じになってしまいますがよろしいでしょうか…？(><) (2021年1月3日 16時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
∞ゆず丸∞(プロフ) - まっしゅさん» まっしゅさん明けましておめでとうございます！お優しいコメントありがとうございます(;_;)今年もささやかな癒やしをお届けできるように更新続けたいと思ってますので、これからもお付き合いいただけたら嬉しいです。今年もよろしくお願いします！！ (2021年1月3日 16時) (レス) id: cde0bd3d9b (このIDを非表示/違反報告)
るん - いつも楽しく読ませてもらってます！リクエストなのですが、高校生になった妹ちゃんが恥ずかしさで便秘を隠してしまうが見つかり、浣腸をかけられ、一回目は我慢できずに2回目をやることになってしまうようなエピソードがみたいです。これからも応援しています！ (2021年1月3日 10時) (レス) id: 748426b65b (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅ - ゆず丸さん、明けましておめでとうございます。コロナで大変な中、楽しいお話をいつもありがとうございます。昨年もほのぼのファミリーのお話で締めくくっていただき癒しの時間をいただきました。今年も無理のない範囲で続けてくださることを期待しています。 (2021年1月2日 0時) (レス) id: 456a7e652a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞ゆず丸∞
| 作成日時：2020年11月11日 21時
