56輪 ページ6
「うーん。ここは夢の中なのかしら。」
どうしても自分の髪色は金色に戻っている。
「あー早くみんなに会いたいなー」
顔を洗ってすることもないのでしばらく川の辺りに座っていると不思議と歌を口ずさんでいた。
「花は...煌めく、魔法の...花。時を戻せ、蘇らせろ....過去の、夢。」
ｼｭﾊﾞ.......
眩い光が自分を包み、あまりの眩しさに目を瞑った。
再び目を開けると
「さっきの部屋...」
不思議と大きな糸車のあるあの部屋に戻ってきていた。
「お目覚めかな？
「マレ....ウス」
「フフフどうしてここにといった表情だな。」
「ええ,,,まぁ。」
「今がいつか教えてやろうか？」
「そんなの知ってるわ今は＿＿」
「マジフト大会ならとっくに終わったぞ」
「え？？？」
「今はホリデーが終わったところだな、」
「なんですって？？マジフト大会は、レオナは今どうしているの？」
「世界は変わりつつある。キングスカラーはオーバーブロットした。」
それも、彼奴だけではない。そうマレウスは静かに告げる。
「まさか、」
他の寮長も....
一番想像したくない言葉を私は飲み込んだが妖精の王は察して言葉を続ける
「スカラビアと、このディアソムニアだけは違うがな」
考えたくない
「じゃあリリアが？」
「まさか。リリアはオーバーブロットをたとえ意図的にであろうとはしない。」
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作者名：kum | 作成日時：2021年3月7日 20時
