永遠の花園【ツイステ】 (ページ13)

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13輪目ページ13

と幼い日の思い出に浸るのも束の間

「私！！あなたの所為で水に入れなくなったんですからね！！！」

「おーおーおっかない姫さんだぜ」

「黙れ！！！ブードゥー・・・・

「まァ落ち着いて座れ、この寮のルールを話してやる。おいなに魔法打とうとしてるんだよ。そのおっかねぇもんしまえ。」

そういうや否や私のペンはレオナ様の魔法で床に弾き落とされる。あなただって打ったじゃないか！今！！

こう反論する前に彼が

「＿＿＿俺がルールだ。いいな？」

したり顔で言い切っていた。

んな.....

なんだその時代遅れな考えは！！！途中まで聞いてなかったけど！！！従う？？ルールとかもっとないモノなのかしらね！！！

「・・・いいわけないでしょう？なぜあなたに従うのでしょう？？」

「俺が強いからだ。動物の世界でもそうだろう？獣人族ならばお前も長に従えよ」

「獣人族？？なんのことでしょう...」

「ああ、お前混血か。自覚ないんだろう」

「っなんの話ですか！！」

「お前、水がどうとか言ってたが、ほらよ」

脇に置いてあった大ぶりな杖を一振りすると、私の周りにだけ水が現れた、

が

なぜか私は水をかき分けることができた。

「なんで？？」

「そりゃお前、わかりづれぇがオセロットの獣人だからな。お前。」

オセロット？？もしかして父様がよく内緒で餌付けしてたあの？？

母に内緒で父親が猫を買いはじめたと思ったら

「これは猫だけどオセロットだ！！」としつこく主張してきた、あの？

「ほら、耳もわかりづれーが生えてんじゃねぇか。」

「そんなわけ」

触ってみると、確かに今まで耳だと思っていたところに耳はなく、頭の上にやや小ぶりな耳がついているのがわかった。

「私本当に＿＿＿」

獣人なんだ＿＿＿

理解できなくても理解せざるを得ないこの状況に、困惑しながらも目の前にいるこのオスライオン今はただ睨みつけるしかないのであった。