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すると、少し近くで1人の男がナイフを持って偽物の対人に向かってナイフを振るっていた。
069は興味を持ったのか、少し気になったのか、その男をじっと見ていた。
長い時間やっていたのか息は荒く汗が大量に出ている。
少し経つと、男はナイフを振るうのを辞め、額の汗を腕で拭って、シャツで風を扇いだ。
短髪の髪からはポタポタと汗が流れ落ち、シャツにシミを作った。額や頬や顎や首元、体全体に汗が垂れていて、面倒になったのか、シャツで汗を拭った。
すると、ずっと見ていたせいか、男と目が合ってしまった。沈黙、かと思いきや、男は直ぐに069に話し掛けた。
｢……お前、これに興味あんのか？｣
そう言い男は持っていたナイフを掲げた。
069は、頷いて
『……はい』
と返事を返した。最初から声を出したのは、この男が初めてだ。ナイフに興味があるのは初めて見るものだから少し気になるだけなのか、それとも戦闘の時に使っていた武器と似ているからなのか。
｢そうか｣
それだけ言って男は前を向いて、地面に座って休憩をした。
すると、男はまた話し掛けた。
｢お前、子供やろ。何で此処におるん。｣
そう聞かれ、069は瞬時にこの男は自分の存在は知らないという事に気付いた。何と答えればいいのか、彼女は悩み、そして簡潔に答えた。
『……此処に住まわせて貰ってるんです。』
覚えたての言葉遣いを使い、上手く言葉を交わす。1つ返事だけして、男はそれ以上特に069に質問する事はなかった。
男が休憩している間ずっと男の持っているナイフを見つめていた069に、男はナイフを再び持ち上げて話す。
｢これ、持ってみるか？｣
横目で069を見る男の目には、興味がある事が分かる069の顔が移っていた。
『……はい。ありがとうございます。』
御礼を言うと、男はナイフを069の方に投げ、069は上手くそれをキャッチした。
戦闘の時に使っていたあの武器とは少し違う形をした刃物。こっちの方が軽くてもう少し鋭そうで何より持ち運びが便利そうだった。
｢それ持ってあの人形に上手く刺すんや。まぁ初心者は、最初はゴム製のナイフの方がええかもしれんけど、ええやろ。1回振ってみ｣
そう言われ男が後ろで見守る、と言うより、眺められながら、069はナイフを握って一振した。男は何も言わないので、少女は人形を刺し続けた。
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きもんぬ(プロフ) - さむちゃさん» ( ˇωˇ ) (8月26日 20時) (
レス) id: 6c30ee2af2 (このIDを非表示/違反報告)
きもんぬ(プロフ) - わっふる。さん» (、._. )、 (8月26日 20時) (レス) id: 6c30ee2af2 (このIDを非表示/違反報告)
わっふる。 - あの…！これ「いちよ」じゃなくて「いちおう」では、ないでしょうか…？あと！！とても面白くってページを読み進める手が止まりません！！ (8月19日 2時) (レス) @page30 id: b75de8ffb1 (このIDを非表示/違反報告)
さむちゃ - 続き気になるので更新お願いします！ (7月24日 15時) (レス) @page36 id: 86013b2a9f (このIDを非表示/違反報告)
黒輝 雷音⚡ - 夢主ちゃん強くないですか！？え、普通に考えて容姿端麗･運動神経抜群･記憶力も良い=頭いい、▷▶才色兼備。…ちょっっっっっっっっっっと夢主ちゃん。体と頭…交換しない？(怖ｉ(((ごめん(即答) (2022年6月19日 23時) (レス) @page37 id: a7e2765b25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きもんぬ x他1人 | 作成日時：2022年1月21日 18時
