Childhood friend【kn】 ページ13
学パロです〜！
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『ね''ぇ''し''っ''ま''ぁ''！！！！！！』
｢なんや、うるさいなぁww｣
泣きながら俺の腰に抱きついてくるAにもそろそろ慣れてきた。
こいつは幼馴染で、かなり惚れっぽい。
ちょっと優しくされたりしただけで告白して、こっぴどく振られる。
そんな経験が何回もあるくせに、また振られたらしい。
｢今回は誰に告って誰に振られたんや？｣
『ん……2組の佐々木くん…』
｢はぁ？アイツ彼女おるって前言うたやんけ｣
『でもかっこいいんだもん！』
ひんひん泣き続ける彼女の頭を撫でながら不思議に思う。
なぜこんなに可愛いAが何度も振られることになるのか……。
俺はずっとお前が好きなんに。なぁ？
すきならさっさと告白すればいい。
そう思うけど、俺とAの間には『幼馴染』という壁がある。
『誰かこんな私を好きなやつはいないのか……』
｢……おると思うで。意外と近くに。｣
『ん〜、だといいんだけど。』
｢だから、おるって。｣
へ？なんて間抜けな声を出してこちらを向いたAの頬を掴む。
『いて…何何、シッマ』
｢お前のこと好きなやつ、今目の前におるんちゃう？｣
『……え？』
黒色のくりっとした目が同様の色に染まる。
……あー、言うてしもたわ。
｢なんてな。もう授業始まるし泣くのもほどほどにせぇや｣
パッと手を離して立ち上がると、
ぐっと後ろに勢いよく引かれた。
｢なんっ……やねん。｣
『……すき。』
｢……は？｣
『しっま、すき。』
｢……｣
これは夢か？と一瞬疑った。
目の前で、顔を真っ赤に染めて
頬をふくらませて告白してきたAに動揺が隠せない。
『私、と……つきあって』
｢……俺で、ええなら……｣
『幼馴染』とかいう壁は、案外低いのかもしれない。
ガラスを扱うように優しく、
そっと彼女の唇にキスをした。
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とてつもなく変な切り方ですみません
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作者名：はふー&チョコキノコ&雪鈴 x他1人 | 作者ホームページ：それぞれの作者さんのホムペ見てね
作成日時：2020年8月11日 13時
