記憶＿＿＿ (ページ24)

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？「よーし、じゃあよーく見とけよ？兄ちゃんが一瞬で治してやるからな？」

「いっしゅん？」

？「そう、一瞬。このシャボン玉さんで治してやる。」

「しゃぼん、だま。」

？「いくぞ？」

合図と同時に泡に包まれた傷がするすると治っていく。

その様子に男の子はびっくりしてお口あんぐり。

開いた口が塞がらないってこういうことか。

？「ほーら、もう治った。どう？兄ちゃんの魔法。」

「…すごいっ！かっこいい！」

？「お！良かった〜。これで痛いとこないよな？」

「うん。もうないよ。」

？「おし、じゃああそこにいるピンクのお兄ちゃんとお風呂入っといで。あったかいぞ〜。」

？「左腕って水に濡らしても大丈夫なの？」

「たぶん…？だって、ずっとおみずかけられてたけどなんもないもん！」

？「ずっとお水かけられてたって…どういうこと？」

「えっと、」

？「はいはい、一旦ストップ。とりあえず大丈夫って言うんだから風呂はいってもらおう。話はそっから、な？」

？「佐久間よろしく！」

sk「了解でやんす！」

パタパタとお風呂場に入っていく背中を見届けて椅子に座る。

さて、作戦会議だ。