記憶＿＿＿ (ページ15)

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「どーも。こんにちは。」

『っひ、』

広い部屋の中。

縄で縛られて端っこに追いやられてるおっさん。

「そんな怖がらないでくださいよ。今すぐ殺すってわけじゃないんですから。」

これはほんと。

色々話聞いとかないともったいないじゃん？

「K203…あぁ、貴方もしかしてあの時の。」

『なんだっ、、！なんなんだよお前たちっ！！』

悲しいねぇ。

あんだけまとわりつくように見てたくせに覚えてないのか。

「まぁいいや。」

俺が聞きたいのは一つだけだし。

「ねぇ、＿＿＿＿ってどこにいるの？」

『しっ、しらない』

「嘘つけ。知らないわけないだろ。」

やっぱりこいつらを見てるとイライラしてくる。

まるであいつにそっくりだ。

「いいか、今から5数える。その間に答えろ。」

いーち

にー

さーん

よーん

ご、

『＿＿＿＿の情報はっ、そ、そこのUSBだ！』

USB…

これか。

「どーも。ご苦労さん。」

『これでいいだろ！俺を解放しろ！！』

「……は？何勘違いしてんの？」

『お、俺はちゃんと答えたぞ！！』

「馬鹿だねぇ。」

俺は答えろって言っただけで答えたからって

「殺さないとは言ってないだろ。」

『っ、来るな！来るなぁァァ！』

「不条理な世界で生きるって苦しいだろ？なぁ。」

「これから先もお前は地獄で苦しんで生きればいい。」

「…それがお前らのしたことの代償だ。」

Struggling in hell

「さようなら。」