記憶＿＿＿ (ページ12)

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「厄介だね、なかなか。」

mm「琳くんそっち回れる？」

「無理。今出たら捕まる。」

複雑な建物の中。

相手からは死角となる場所に待機している俺と目黒。

dt「琳、目黒。聞こえる？」

「聞こえてるよ。」

dt「今から二階と三階の様子送るから。」

mm「了解。」

send on

その合図と同時に康二目線の映像が目の前の小さな画面に映し出された。

「やっぱ上に行けば行くほど性能がいいヤツらがいるってことか。」

mm「だる。なんとかなんないの？これ。」

そう、最近のヤツらは人間の入れ知恵のせいかやけに知性が高い。

こちら側からしたらめんどくさい以外の何物でもないのだけど。

「涼太はそろそろ時間じゃない？」

dt「まあね。だからそろそろ退散しなくちゃと思ってるんだけど大丈夫そ？」

「…OK。あとはこちらで回す。」

ab「戦闘班、戦闘開始まで3、2、1」

Go

俺らが相手になってやるよ。