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誠意が伝わった件 ページ7

『私が否定したのは、羽衣を纏った天に住んでいる者のことです』





怖がられないように、傷つけないように丁寧に言葉を選ぶ






『ですが、私の想像する天女と貴方達の天女は多分違う』



そう、多分違うのだ。彼らと私の思う天女は


その事実に気づいたのか目の前の彼もハッっとした顔をする








『貴方達の想像する天女がどういう人を示すのか、分からないのです』





だから、否定し切ることができない







『もしかしたら、その条件が私に当て嵌まっている可能性もあります』







もう一度、その場に手をつけ頭を下げる



















『ごめんなさい。怖がらせてしまって、泣かせてしまって』

貴方がこちらを見てすぐに謝れませんでした








『ごめんなさい。嘘をついてしまって』

とても軽率で浅はかな行動でした








『許してほしいとは言いません』

言える権利もないでしょう






そんな旨を前の彼にも後ろの彼らにも伝える







私の誠意が彼らに伝わってればいいなぁ



















後にこの行動が私の信頼に大きく関わることになるとは







この時は思いもしなかった



















小松田side


彼女は何故僕に謝っているんだろう





だって、彼女は何も悪くないんだもん





僕がさっきまで泣いてたのだって、






彼女を見て前の天女様達のことを思い出しちゃったからだし








…………あの真っ黒な眼鏡は少し怖かったけど





嘘をついてしまったっていっても




彼女は何も知らなかったんだし、




教えなかった、僕や六年生のみんなに非があるのに





僕たちを責めることもしないなんて








……優しい人なんだろうな









こんな人がもっと早く天女様として此処へきてくれていたら、








あの子達もあんなに怖い顔にならなかったんじゃないかな









そこまで考えて気がついた









僕、彼女を信用したいって、信頼したいって思ってる







あんなに沢山裏切られたのに






あんなに沢山怒鳴られたのに






彼女を頼ってみたいって思ってる















僕、ほんとにちょろいなぁ










気づいたら体の震えも止まっていた








…………まずは、入門票にサインしてもらわなくっちゃ!




≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠

Aさんの行動を見て六年生はどう思ったのでしょうか

☆黄色になってた嬉しい 順位も嬉しい

初めて笑いかけてくれた件→←はじめましての人に泣かれた件※少し追加



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設定タグ:rkrn , 忍たま , 天女
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- さっぱりしてて主人公好きだし面白いです、映画楽しみですね^o^ (4月13日 18時) (レス) @page6 id: ddd45912ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シトラス | 作成日時:2024年2月21日 19時

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