気がついたら忍術学園の前でぶっ倒れてた件 (ページ13)

今日:22 hit、昨日:8 hit、合計:4,876 hit

彼らの知ってる天女達ページ13

学園長side

まずA殿には儂らが天女と呼んでいる者の事をお話しなければならんな

この忍術学園での天女は空から落ちてきた未来の者の事を指しておる

まだそれだけならば儂らも嫌悪したり怯えたりせん

天女達にはもう一つ共通点があったのじゃ

あ奴らは妖術を使うことができたのじゃよ

人を操り自分の思うように動かす事ができた

その術で上級生をいいようにし、下級生や事務員に暴力、暴言などを振るったのじゃ

先生達も天女に妖術で手出しをするな、助けるなと命令され動こうにも動けんかった

『天女達は今何処に？』

……天女達は今は此処に居らん

天に還した

『……では何人此方へ来たのでしょうか』

お主で六人目じゃよ

今までに天女は三人来ておる

A殿で四人目じゃな

残り二人は、男じゃった

あの二人の事は天人様と呼んでおった

上級生、事務員への被害が大きかったのが天人達、

下級生への被害が大きかったのが天女達じゃった

そのせいで下級生達は手や大声に途轍もない恐怖を覚えてしまったのじゃ

あ奴らは誤差はあったが、１，２ヶ月程で天に還された

じゃが、忍たま達は体にも心にも深い傷を負った

そして、下級生と一部を除いた上級生達の間に深い溝ができでしまった

どうして溝ができてしまったのかは儂でも分からぬ

これが、儂の教えれるこの学園であったことじゃ

教えられる事が少なく申し訳ないのぉ

何せ儂は天女達が来ている間この庵の中に軟禁されておっての

先生方から教えてもらった事とヘムヘムの偵察で分かった事をすり合わせて分かったのがこれだけだったのじゃ

……何か他に質問はあるか？