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side黄
『俺、ずっと大我のことが好きなんだ』
『最低だ、俺。ほんとにごめん』
･･･あのときは、本当に終わったと思った。
いつからか想いを寄せていた相手に、しかもメンバーに下心で近づくなんて、俺はどうかしていた。
でも、そんな俺を、大我は軽蔑することなく優しく受け止めてくれた。
あの日初めて触れた大我の温もりは、今でも忘れられない。
あれから2ヶ月。
ツアーも寒い日もまだ続いている。
けど、寒かろうが寒くなかろうが、あの日以来、同室の俺たちは必ず2人で1つのベッドに抱き合って眠りに就いていた。
オフはなかなか被らないけど、ライブがなく東京にいるときは時間が合えばご飯に行ったり、一人暮らしの俺の家に呼んで他愛もない話をしたり、たまに泊まっていっては一緒にベッドで寝たり。
まだちゃんと好きになってくれたのかは定かじゃないけど、好きになってもらおうという努力は少しずつしてきたつもりだ。
でもスキンシップは寝るときに軽く抱き締めるくらい。キスも手を繋ぐのも、その先も、まだ何もしていない。
大事にしたいから。そういうことが目当てだなんて次は間違っても思われたくないから。
大我の口から好きだと言ってもらえる日までは少なくとも何もしないと俺は決めていた。
そんなある日。
また別の地方でのライブを終えて東京に帰ってきた日。
大我は俺の家に来たいと言った。
大我から言ってくるのなんて珍しいと思いつつ、俺の答えは勿論イエス。
マネージャーに送ってもらって、2人で家に帰ってきた。
21時24分。
数日空けていた部屋は冷え切っていて、急いでエアコンをつける。
上着を預かってハンガーにかけながら、ソファに座る大我に声をかける。
「寒いよね。暖まるまでもうちょっと待ってな」
「うん、大丈夫」
「あ、なんかあったかいものでも飲む？ ココアとかどう？」
「じゃあ貰おうかな」
「はーい」
キッチンに入って、ポットに水を注ぎスイッチを入れる。
その間に後ろの棚からココアの袋を出してマグカップを2つ準備し、スプーンで掬って入れた。
お湯が沸くのをボーっと見ていたら、いつの間にか隣に大我が立っている。
「大我？ どうした？ 座ってていいよ？」
「･･･こーちってさ、いつも優しいよね」
「え？ まぁ、そりゃあ好きだからね。優しくさせてよ」
さっきまでの俺と同じように、ポットを眺める大我。
その横顔を眺める俺とは、目は合わない。
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彩佑実(プロフ) - じゅったん狂さん» こんにちは。お待たせしました。先ほどアップさせて頂きました。よろしくお願いします。💙🖤また書きますね☺️ リクエストありがとうございました！ (2022年1月21日 19時) (
レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
じゅったん狂 - 彩佑実さん» ありがとうございます😭 明後日楽しみに待ってますっ！！ これからもほくじゅりかいてほしいなぁとか思っちゃったり（（（殴 投稿頑張ってくださいねっ! (2022年1月19日 20時) (レス) id: ac82afbd90 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - じゅったん狂さん» 愛読、コメントありがとうございます！ リクエストも嬉しいです☺️ リアル設定でしたら他の方から既に頂いているCPなので、明後日アップする予定で準備しています。それでも宜しければ、明後日までお待ち頂けると幸いです。よろしくお願いします😌 (2022年1月19日 9時) (レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
じゅったん狂 - 初コメ失礼します！！主様の作品とても大好きです❤︎ 私自身ほくじゅり狂なので🖤×💙くんのお話書いてもらうことはできますか、、、？主様の都合に合わせてできればでいいので！！！！これからもお話楽しく拝見させていただきます！ (2022年1月19日 7時) (レス) id: ac82afbd90 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - popti0409さん» こんにちは。お待たせしました。本日アップさせて頂きました！ よろしくお願いします☺️ (2022年1月18日 19時) (レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩佑実 | 作成日時：2022年1月10日 21時
