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side桃
あろうことか、片腕はお腹にまで回ってきた。
つまりは今俺はこーちに抱き締められているようだった。
驚いて動くこともできずに彼の名前を呼べば、首のすぐ後ろから声がして少しゾワッとした。
「大我･･･ごめん」
「え？」
「今日だけ、このまま寝させて」
「あ、うん、いいけど･･･。どうしたの。こーちも寒い？」
「そうじゃない。･･･俺、ずっと大我のことが好きなんだ」
「えっ･･･」
「寒いって言うから、これはチャンスだって思った。そんな下心で、大我を誘った」
「･･･」
「耐えてたけど結局こうやって抱き締めちゃった。最低だ、俺。･･･ほんとにごめん」
「･･･」
俺もこーちのことは好きだ。
でも、きっとこーちの俺に対する"好き"は、俺のとは違うんだろう。
正直動揺はしている。メンバーをそういう風に見たことなんてなかったから。
でも不思議と嫌な気持ちは全く起きなくて、むしろ嬉しいと思った。
さっきの言葉からして、たぶんこーちは自分を責めている。
俺に少しでも近づきたくて俺を布団に招き入れたことも、密着したいのを必死に堪えた結果、堪えきれずに思わず行動に出てしまったことも。
それでも俺は、こーちのことを最低だなんて思わない。
それをわかってほしくて、ゆっくり向きを変えこーちと向かい合う体勢になった。
困惑した表情で俺を見る彼に、俺は優しく微笑んだ。
「こーち、ありがとう。嬉しいよ。だから、最低だなんて、思わないで」
「･･･」
「そういう意味でとはまだ言えないけど、俺もこーちが好きだよ」
「･･･大我。ゆっくりでいいから、俺と、恋人になってくれませんか」
「･･･はい」
「っ･･･ありがとう」
「うん」
そう言ってまた笑い掛ければ、漸く表情を崩してホッとしたような顔をする。
そんなこーちを見て嬉しくなった俺は、もう一声かけてみる。
「こーち」
「なぁに」
「･･･もっと、くっつく？」
「･･･お前、あざといな」
「えぇ？(笑) くっつくの、くっつかないの、どっち」
「･･･くっつきたいです」
「ふふ、いいよ」
今度は体と布団の間にも腕が差し込まれて、両腕で胸の中に閉じ込められた。
今が1番あったかい。心も、体も。
「大我、好きだよ」
「･･･うん」
いつか、ちゃんと"好き"を返してあげられるといいな。
そう思いながら、こーちの腕の中でゆっくりと目を閉じた。
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彩佑実(プロフ) - じゅったん狂さん» こんにちは。お待たせしました。先ほどアップさせて頂きました。よろしくお願いします。💙🖤また書きますね☺️ リクエストありがとうございました！ (2022年1月21日 19時) (
レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
じゅったん狂 - 彩佑実さん» ありがとうございます😭 明後日楽しみに待ってますっ！！ これからもほくじゅりかいてほしいなぁとか思っちゃったり（（（殴 投稿頑張ってくださいねっ! (2022年1月19日 20時) (レス) id: ac82afbd90 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - じゅったん狂さん» 愛読、コメントありがとうございます！ リクエストも嬉しいです☺️ リアル設定でしたら他の方から既に頂いているCPなので、明後日アップする予定で準備しています。それでも宜しければ、明後日までお待ち頂けると幸いです。よろしくお願いします😌 (2022年1月19日 9時) (レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
じゅったん狂 - 初コメ失礼します！！主様の作品とても大好きです❤︎ 私自身ほくじゅり狂なので🖤×💙くんのお話書いてもらうことはできますか、、、？主様の都合に合わせてできればでいいので！！！！これからもお話楽しく拝見させていただきます！ (2022年1月19日 7時) (レス) id: ac82afbd90 (このIDを非表示/違反報告)
彩佑実(プロフ) - popti0409さん» こんにちは。お待たせしました。本日アップさせて頂きました！ よろしくお願いします☺️ (2022年1月18日 19時) (レス) id: ca4215401f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩佑実 | 作成日時：2022年1月10日 21時
