story４─捕食 ページ6
.
今日はお客様が、少しだが来てくれた。
あんていくにはまだまだ及ばないが、珈琲もなんか上手くなった気がする。
CLOSEの看板をかけ、お風呂に向かおうとすると私の腹の虫が鳴る。
……ご飯食べたのって、いつ頃だっけ。
もう随分食べていないような気がしなくもない。
あぁあぁ、お腹すいたなぁ。餓死しそう。
……よし、喰種狩りに行くか。
そう思い立った私は、2階にある
*
*
*
黒い外套を羽織っている私は、闇夜の獲物を追い求める。
この時間帯は、喰種が酔っ払っている人間達を狙おうとしているから東京ではわんさかいた……んだけど……
喰種の匂いが１匹しかしない。
……まぁ１ヶ月は持つしいっか。
私は家の屋根やお店の屋根をひゅんひゅんと飛び乍ら、匂いのする方へ向かう。
「っと、危ない危ない」
急に前方から赫子の触手が飛んできた。
あーあ、バレてんじゃん。
そこには若い男性の喰種がいた。
若い男性の肉って特に喰種だと、肉が豊富でタンパク質が多いから好きだ。
「！！……おま、、お前、真逆……！！『純愛の悪魔』……！！」
夜、暗い視界に慣れて私の姿が見えるようになったのか、男性が私の仮面を見ると青ざめていく。
私の仮面はウタさんが作ってくれた。
半分天使で半分悪魔のこの仮面。
私の通り名そっくりだ。
「ウタさんの手懸けたこの仮面にいちゃもんをつける気？そりゃいけないよねぇ」
私は宙を飛び乍ら、相手に鱗赫で攻撃する。
見事にその触手は相手の心臓を撃ち抜いた。
どうやら見えなかったみたい。
私はそのまま飛行状態で相手を回復させないようにずっと刺し続ける。
相手がもう喋れなくなったのか、口パクで何か言葉を発している。
私はそれを聞き取ることが出来た。
「……『なぜこんなにもお前は喰種に残虐なのか』ですって？……あぁ、なんて愚問なんでしょうね。そんなの決まってますよ」
「私、喰種大っ嫌いなので」
「……おいおい、どうなってンだよ」
その様子を、背の低い黒い帽子を被った青年が見ていたのであった。
勿論、それには気づいている。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うりき - 煌さん» うりきです！長々と返信長引かせてしまい大変申し訳ありませんでした。今回イメイラ拝見させて頂きました！！とても可愛く書いていただいて､､､！！瞳と唇がとても可愛らしかったです！今回は本当にありがとうございました！！ (2020年8月11日 18時) (
レス) id: f5d3154a42 (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» 載せさせて頂きました！時間がある時でいいので、覗いてくれればと思います！ (2020年2月14日 23時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» 今完成致しましたので、載せさせていただきます！少し色塗りに失敗してしまいまして、髪の毛が青みがかっています！ (2020年2月14日 23時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
うりき - 煌さん» いやいやもう書いていただけるだけでありがたいです……！！ (2020年2月14日 23時) (レス) id: f5d3154a42 (このIDを非表示/違反報告)
煌(プロフ) - うりきさん» いえいえ！大丈夫です！ただ、イメ画の送り方が分からないので、私の、ただただ推しを書くだけ！という作品に投稿させていただきます！申し訳ありません！ (2020年2月11日 22時) (レス) id: ca10bf24cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りうゅき x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sHihamu131/
作成日時：2018年7月2日 6時
