▽先輩の話。 ページ20
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誰も、声を発さなかった。
発せなかった。
言葉を失うというのはこういう事らしく、本当に口から声が出ない。
上手く言葉が見つからない。
まるでどこかの少女マンガのようなストーリー。
今回の場合は、紛れもない真実だが。
思えば、何となくそういう素振りが無いわけではなかった。
BlueSky.のライブ時。
あのスタッフが起こした修羅場 事故の時も、
Aが無理して痛みを我慢して出てきた時も。
全部学生の時のまま囚われて、「嫌われたくない」という心の動きが作用していたら。
多分、全て合点がいく。
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この重たい沈黙に、最初に口を開いたのは 鈴木だった。
鈴「…じゃあ、尚更アイツ止めなきゃ。
いつまでも引きずってるとか、Aらしくねーしな。」
マ「…らしくないとか、押しつけはやめっ…」
鈴「押しつけじゃないです。面と向かって話して、それでもダメだったらその時は俺らにもどうしようもありません。」
前「…まぁそうだね。話してもダメなら、ちょっとずつやってくしかない。」
浅「でもA、俺らのこと大好きだからなー。」
木「あはは、確かに。」
柿「ていうか今までそれ気にしながら喋ってたって思うと無性に腹たってきた。」
梶「わかる。」
マ「…あの……Aのこと、頼んでも構いませんか……。」
Aの正義感は、自分をも殺す。
いつだかに言ったセリフだ。
まさか本当になってしまうとは。
でもその時決めたことがある。
そういう時は、先輩の自分たちが止めてあげよう、と。
「勿論。」「任せて下さい…って言えるかな?」「あいつがちゃんと話せばな。」と口々に言う。
斉「探しに行きましょっか。」
梶「だね。」
炭酸が抜けない前に。
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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 祐菜さん» びぇっありがとうございまずっ…!!うちのソーマサイトウとアサヌーマセンパイはさいだーがーる切手のイケメン枠ですからねっ…!!!! (2019年9月21日 13時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
祐菜(プロフ) - 壮馬くんえげえつねぇかわいいわ浅沼さんほんとやりよるわでとりあえずみゅーぽむさん神。(尊死) (2019年5月13日 20時) (レス) id: e054e8dd1c (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 杏・ミシェルさん» ひぇえ…ありがとうございます…有り難や……立花慎之介さんですね〜!承りました! (2019年5月12日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます〜!笑 もう完全に自分が得しかないメンバーで構成してます.笑 (2019年5月12日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - なたでここさん» いえいえ〜!壮馬くん書いてると夢主が若返るから楽しいです.笑 こちらこそ、これからも応援よろしくお願いします! (2019年5月12日 10時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
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